「がん治療は日進月歩。
たとえ再発をしたとしても、
その間にどんどん治療法が開発されている。
だから最後まで諦めちゃ駄目だよ」
そう言っていたのは、
がん患者を専門に看ている看護師さん
『そんなにがん治療が進んでいるのだろうか。
結局、死んじゃうんでしょ?』
と、乳がんになって3年目の私には、
“がん治療の目覚ましい進歩”が
まだわかっていなかった
【iPS細胞(人工多機能幹細胞)、
頭頚部がん、治験申請へ】――
今朝、そんな新聞記事に目が留まった
遠い世界のことだと思っていた、
がんへの“iPS細胞による治療”
甲状腺がんだった母は、再発(遠隔転移)後、
結果的に治療法がなく、
手立てがないまま死を待つだけだった
甲状腺がんの生存率は、
○ 5年生存率・・・約98%
○10年生存率・・・約94%
○20年生存率・・・約92%
母は手術・治療後、
8年でその命に幕を閉じた
これほど高い生存率
誰が、「死ぬ」なんて思っただろう
現に医師にも、太鼓判を押されていた
乳がんにも様々ながん細胞があるように、
甲状腺がんにもいくつか種類がある
(おそらく5種類)
母が患ったがんは、
一般的な“乳頭がん”というもの
初めて“乳頭”と聞いたとき、
「乳がんじゃあるまいし...」
そう思ったことを覚えている
その“乳頭がん”
“予後がいい”というのも特徴だ
“低危険度”のがんであれば、
10年生存率は99%以上である
が、ごく稀に、“悪さをする”ものがあるらしい
母のがん細胞は、
その“たちの悪い細胞”だったのかもしれない
今朝、この新聞記事を見て、
「この治療の開発がもう少し早ければ、
もしかして母は、
まだ生きられたかもしれない...」
そんなことを考えた
いや、母は、天寿を全うしたのだが...
母と私のがんの部位は違えど...
治療法なく亡くなった母
そして、
“進行が遅く、
化学療法も放射線治療も効果がない、
稀ながん細胞”である、私の乳がん...
同じ末路を辿るような気がするのは...
単なる“気のせい”
...ということにしておこう
そう、
「最後まで諦めない」――
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Source: りかこの乳がん体験記
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