神理の扉からの抜粋PART4:肉体的な性エネルギーの昇華と離欲

その他
今日は
「神理の扉」からの抜粋です。

神理の扉聖なる変容と霊性進化の道
光田 秀
きれい・ねっと
2020-04-08


肉体的な性エネルギーの昇華と離欲

光田:リーディングの説明するカルマを私流に咀嚼して、典型的な例でもうすこし説明を試みてもよいでしょうか?

森井:もちろんです。ぜひお願いします。

光田:ある時代に、一人の男性が創造エネルギーの一部である性エネルギーの使い方について考えた。その男性は容姿も端麗で、
次々と現れる異性と関係を持った。
しかし、それはまだカルマになる程ではなかった。

次に生まれ変わる時、
彼は、もっと性エネルギーの快楽に耽りたいと思った。
そこで彼は、肉体的な魅力たっぷりの男性に生まれることにした。
宇宙の法則はそれを妨げなかった。

彼は思い通りに異性との快楽に耽ったが、徐々にその発揮の仕方は動物的で、獣的になってしまった。しかし、
それでもまだカルマとして顕在する程ではなかった。

彼はいよいよ味をしめて、
次には権力者として生まれ変わり、
自分の好みの女性と強引に関係をもてる人生を送った。
自分の獣的欲求のために女性を苦しめることを意に介さない冷酷な男になった。
彼はこうして自由意志を使って、創造エネルギーを大いに誤用してしまった。
ここにきて、ついにカルマが発動する。

次に生まれ変わるとき、彼は性的不能者として生まれるかもしれないし、
あるいは、異性から相手にされないような醜男に生まれるかもしれない。
あるいは、彼自身が今度は相手の欲望の犠牲者になって、絶望を味わうのかもしれない。
いずれにせよ、そこには「蒔いた物は必ず刈り取る」という法則が働くことになる。
そして、そのような経験を通して、
彼はそれまでの性エネルギーの使い方を改め、もっと高い次元で性エネルギーを表現することを習得するようになるかもしれない。
それすらも、彼の自由意志であるが、カルマの法則がその人を必然的に高みに向かわせるために、彼もついには性エネルギーをもっと昇華した形で表現できるようになる。
驚くべきことに、宇宙の摂理は、それぞれの人が自分の魂を高められるような環境や人間関係に縁が生じるように導いてくれる。
聖書の言葉で言うなら「神は、あらゆるものを相俟(あいま)って益に導かれる」ということですね。

森井:一見するとどんどんカルマを重ねているように見えても、実はいくつもの人生を通じて性エネルギーを探求していったともいえますね。

光田:おっしゃるとおりです。
ところで、話がすっかり脱線してしまうのですが、
性エネルギーと霊的進化には密接な関係がありますよね。
そのあたりのことを、ぜひ森井先生に伺ってみたいと思っていたのですが。

森井:性エネルギーの本当の役割を明確に理解している人はほとんどいないと思います。
それは、現代社会にいたるまでの間に、性を歪んだ認識のままで抑圧してしまったことも一因ですが、一度性エネルギーを昇華する体験をしないと理解できないからです。
性エネルギーは、神から与えられたエネルギーの中でも最も動的な性質を持つもので、
本来は太陽エネルギーに近い性質を持っています。
エネルギーを活性化させ、愛する力を強化し、創造力を活性化し、物事を遂行する原動力となり、新しいことを始めるための活力を与え、情熱的にして、生きる喜びを強め、思いを生み・育て・発展させ・熟成させる力があり、直感を引き出す力を強化するなどの働きがあります。

光田:やはり、本来はすばらしいエネルギーなのですね。

森井:はい。性エネルギーの本当の役割を理解するためには、
まずは肉体的な性エネルギーを理解しなければなりません。

この時、性エネルギーの方向は波動の低い物質世界の方向に流れています。
それがほとんどの人の現在の状態です。
最終的には、性エネルギーを高い波動領域に向けて昇華することになります。
この時に、初めて性エネルギーが神聖なエネルギーとして理解できるのです。
でも、昇華するためには性エネルギーをさまざまな体験を通してよく理解し、そして低い波動領域での欲を手放す必要があります。
ところが、現代社会、特に宗教的指導者や聖職者たちは、性欲を理解することなく、禁欲により抑圧してしまいました。

続きは本書にて

神理の扉聖なる変容と霊性進化の道
光田 秀
きれい・ねっと
2020-04-08


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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