言語の絶滅と大切な方言

その他

スコットランドの「ゲール語」が消滅しかかっています。
スコットランドの標準語は英語ですが、
ゲール語は、1500年以上にわたってつかわれてきた言語で
現在は一部地域でしか使われていません。

数十年前からゲール語を話す高齢者たちが激減したため。

現在でも
ゲール語を話せる人は
50歳代以上がほとんどで
若者へ継承されていません。

このまま何もせずに

時が経てば
あと10〜20年ほどでゲール語は消滅します。

現在、
世界中に
およそ7000の言語があります。

そして
2週間に1つの割合で
少数民族の言語が消滅しています。

そのため
世界の言語の約半数は
今世紀中に消滅すると予測されています。

100年以内に90%の言語は消えてしまうと
予測する言語学者もいます。

特に
独自の文字を持たない場合
その言語を話す人が亡くなってしまうと
あっさりと
言語も消滅してしまいます。

アイヌ語も
もともとは文字を待たない民族でしたが
最近になって言語化され
若い世代へ継承されています。

これにより
アイヌ民族の素晴らしい知恵と精神が
受け継がれていくことになります。


少数民族や先住民族の言語が失われしてまうということは、
その豊かな文化も精神も
同時に消滅してしまうことを意味します。

非営利団体「 Endangered Alphabets」は
「 Atlas of Endangered Alphabets」というプロジェクトを立ち上げ
世界から消えつつある少数民族や先住民族の
言語文字を保存していく作業を行っています。

このプロジェクトのウェブサイトでは
貴重な文字を閲覧することが可能です。
atendangeredalphabets.net

日本の梵字も入っています。

この他に
方言も貴重です。

日本だけでも
地方に行くと何を話しているのかようわかりません。

青森の津軽弁聞いた時は
何を言ってるのかまるでわかりませんでした。
「どんだば!なんぼめごいっきゃの」

大学の学食に九州出身の友人の席に合流したときも
「とっとっとー。」
と言われ
何を言ってるんだろうと思ったものです。

沖縄の人たちは、
琉球語と沖縄弁の両方を話せると聞いたことがあります。

オーストラリアのアウトバック奥地にいた時も
慣れるまで何を言っているのかわかりませんでした。
「Avn’ ada lotta rain」(こんなに雨が降ることは今までなかった)
しかも
話す速度を聞き取りやすいようにゆっくりにすることなど
ありません。
こちらが方言をネイティブ同様に理解できるという前提の元に話してきます。
そもそもほとんどの人は
日本人に会ったことがないのですから、
まさか英語が母国語ではないとは思わないのです。
(・∀・)b

こういった方言には

その土地の精神が宿っています。
大切にしたいですね。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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