「他の病院で、説明もあまりなく、すぐ手術すすめられたんですけど、手術してもやっぱりよくならなくて」
こんな方も結構いらっしゃいます。
(当たり前ですが)悲しそうにお話されることが多いので、なんとかお力になれれば・・・と私も全力でお話&診察します
こうなった可能性としては
①そもそも診断がズレていた
→たとえば、切れ痔の方にいぼ痔の手術をしても症状は治りません
②患者さま方の治療のゴールを理解してもらえていない
「出血」が止まればいいのか、「でっぱり」をとりたいのか、排便時の痛みを何とかしたいのか等
痔は基本的に良性疾患なので「絶対に手術が必要」という状況は多くはありません。
それぞれの方の治療目標と治療にかけられる日数(どうしても日帰りなのか、入院も可能なのか)などによって治療法が決まります。
③生活習慣(便通対策など)についての説明が不十分
便秘下痢対策など便通対策もしっかり考えないと、手術しても痔は繰り返します
逆に手術すれば症状が一気になくなるものを、何年も軟膏処方で我慢されていた方もいらっしゃいます。
こうなるのって、やっぱり、肛門疾患をがんばってるわけでなく、副業としておまけで診療されている病院で起こりやすいです。
あと、医者との相性というか
すれちがいというか
②に関しては特に
よく話をする(希望を伝える)のはすごく大事
当たり前ですが、コミュニケーションがうまく取れない医者の方だと、やっぱり患者様のご希望とのすれちがいが起きやすいです
この先生はコミュニケ―ションがとれる人なのかそうでないのかは、ホームページなどだけではわからないことも多いのですが
対策としては・・・
疑問に思うことはしっかり聞いてください
で、ん??話がかみ合わないと思ったら、違う肛門科に行ってみるのもいいかもしれません。
べつに、私が勤務しているところでなくてもいいです、どこか違うところでも意見を
若干、攻撃的な?記事になってしまいましたが、あまりにも
「コミュニケーション不足」から発生する問題で困っている患者様が多いので・・・
ちなみに
私は、むしろ、診療中、あれもこれも伝えたいと思い、ついしゃべり過ぎちゃうので、気をつけなくちゃ
Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ
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