“女”として生まれてきた以上、
産みたかった、育てたかった
まさか乳がんで子どもが産めなくなるなんて、
人生の中で、予想外の展開である
子どもの話は、なにかとついて回る
20代の頃は、
「早く子ども産んだ方がいいよ」と言われ、
30代や40代になれば職場などでも、
自然と子どもの話が中心となる
がんサロンでも、多く出てくる話題だ
が、そんな会話に私は入っていけない
産んでも育ててもいない私は、
子育ての苦労もしあわせも、
子どもの成長の楽しみも家族の絆も、
なにもわからない
子どもがいないことで、
疎外感のような、
劣等感のような、
そんな気分を味わってしまうのだ
ただ、ひとつ思うのは、
小さなお子さんを抱えてのがん治療だ
「子どもを残して逝けない」
そんな言葉を耳にすると、
「私は自分のことだけ考えればいいのだから、
楽だな...」
そう思う
いや、人生は人それぞれ
決して比べることはできないのだが...
私は母に謝ることができなかった
「子どもが産めなくなってごめんね」と、
言うことができなかった
散々、迷惑をかけてきた私の素行
『どこまで親不孝な娘なのか...』
「結婚はしなくてもいいから、
子どもだけでも産んでおきなさい」
昔、母が言っていた、冗談のような本気の話
私がこうなることを、
あたかも暗示していたかのような言葉である――
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Source: りかこの乳がん体験記
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