腸閉塞を繰り返し、
点滴の止め時を悟り、
大好きなお家に帰ってきた患者さんが、
大好きな奥さんが見守る中、
眠るように穏やかに旅立たれた。
病院から帰る時、
病院の先生にこっそり聞かれたそうだ。
先生、ワシが死ぬときはどんなふうや?
眠るようにスーッと静かに逝けますよ。
ワシはそれは嫌やわ。最期まで妻と話をしていたい。
できるなら、ピンピンコロリがエエねん。
お家に帰られ、
大好きな娘さんやお孫さん、
親戚や友人の方々、
お世話になった看護師さんや、
医者の卵の医学生さんや、
もちろん、大好きな奥さんと、
前日まで話をされ、
その次の日の朝、奥さんが見守る中、
一度、大きく目を見開いて、お家の中を見渡し、
そして、最期にもう一度、大きな息をされ、
目を閉じられ、スーッと静かに、旅立たれた。
ピンピンコロリって、コンナ感じ、ですよね。
本当に素晴らしい穏やかなお顔をされていました。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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