わからないことをどう説明するか

内科医

「わからないことはわからないと言う」

これって結構大事なことだと思います

医者は結構プライドが高い人が多い傾向にあるので、案外言えてない先生も多いのでは?と思います
私は、腸とおしりのこと以外は、正直、もう研修医レベルかもしれません。
いや、そんなこと言ったら優秀な研修医の先生に失礼かも

この分野に絞って、かれこれ13年?くらいになります。
学生時代、
広い知識で1人の患者さんの全てを診れる家庭医療医にあこがれてたこともあります。
家庭医療医はイギリスなどで有名ですね。
患者さんにとって、そういう何でも診てくれる医師を決めとくってのは、とてもいいことだと思います。
色んなことを相談できるし
その視点からでしか気づけない病気もあるだろうし
ただ、私の場合はそこは求められていないというか、、、
逆に、自信がないのに、適当なことを言ってしまうと、
その場は「なんでも知ってる信頼できる医者」として振るまえるかもしれませんが、
それは患者さんにとって必ずしも利益になるとは言えません


やはり、餅は餅屋です。

外来中、泌尿器科的なこと、産婦人科的なことの相談もたまに受けますが、
こうだろうなーと思っても、
断定はできないし、やはり、専門の先生に相談してくださいと、ご説明してます


そして、冒頭に「大腸肛門の分野に絞ってかれこれ13年くらい」と言いましたが、
それでも、
経過が複雑な複雑痔ろうなどは、しかるべき施設、大先輩の先生方がいる病院にご紹介すべきだと思います。
他院で適当な感じに手術され治らない、と困ってる患者さんを多く診てきました
なんだか、まとまりがなくなってしまいましたが、
「わからないことはわからないと言う」勇気は意外ととても大事だなという思いをまとめてみました
↓例によって記事とは無関係。
(厳密には若干関係してます)



先日の「小学生5年生より賢いの?」
秋の七草についての問題がありました。

2年生の生活科の教科書に載っているそうです。

わたし、春の七草だって相当怪しいのに、
秋の七草なんて、、、
わかりません!
↑はい、タイトル通りですね。
正直に言います。
「私は小学2年生の教科書に載っている内容を知りませんでした!」
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Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

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