10月に入ってから、
腋窩リンパ節郭清の痕が痛むようになった
いや、いつでも痛む
夏でも、季節の変わり目でも、
なんでもないときでも...
が、寒くなってくると、それが頻発する
そして、痛みの質も、
ずっしりと身体の芯に響くような強さなのだ
乳がんがわかったとき、
「腋窩リンパ節郭清をする」と告げられた
...と、同時に、
「リンパを切ったら、腕が上がらなくなる」
そうも告げられた
すでに調べていたため、
皮膚の麻痺が起こることも、
腕に後遺症が残ることも知ってはいた
が、実際に手術をしてみなければ、
どれほどの麻痺が出るのか、
また、どれほど腕が上がらなくなるのかは、
全く想像もつかない
おそらく、
その事実を患者に告げている医師でさえ、
痛みがどのようなものなのか、わからないだろう
手術を終えた翌日、
痛みがほとんどないことに驚いた
「こんなに軽い痛みなら、
数か月前に受けた子宮筋腫の手術の方が
よっぽど痛くて大変だった」
そう思った
※子宮筋腫の摘出手術は、
10cmの開腹手術
が、翌日、さらにその翌日と、
痛みがどんどん強くなっていった
手術をした左腕の二の腕の感覚も全くない
もちろん、腕はほとんど上げられない
手術の翌日に痛みを感じなかったのは、
腋窩リンパ節郭清をしたせいで、
感覚が麻痺していたかららしい
それが徐々に感覚を取り戻し、
それと同時に痛みも感じるようになった
...ということのようだ
もちろん、”推測”である
乳がん告知当初、主治医や看護師さんは、
「一生、元には戻らない」とは言わなかった
「一生ですか?」
そう聞いても、うまくはぐらかされた
調べてみても、
『徐々に(麻痺の)感覚は戻ってくる』
そう書かれている
元に戻るのなら、
『時間はかかりますが、元の感覚は戻ります』
そう書いているはずだ
主治医や看護師さんも、そう言うはずである
“言わない”ということは、
「きっと、一生、
“元の感覚には戻らない”ということなのだろう」
と、ショックを受けた
本当のことを言わなかった主治医と看護師さん
ただでさえ“乳がん”で、
どうなるかわからないところに持ってきて、
「腕も全く元にはもどりません」
なんて、そんな酷なこと、患者に言えるわけがない
そこにはきっと、“優しさ”があったのだろう
が、皮膚の麻痺や挙上障害が残っても、
まさか、未だに痛みが出るとは思ってはいなかった
手術から2~3年の間は、
「“乳がん”という、命にかかわる手術をしたのだ。
これくらい痛んでも仕方がない」
そう思っていた
が、13年が経った今でも、出る痛み...
やはり、“それほどの病”ということか...
「いつかはこの痛みもなくなるだろう」
そう思っていたが、無理らしい
「一生のおつきあい」
...と、思ってつきあっていくしかなさそうだ――
1日1回、応援のクリックお願いします
日々の励みになります
両方押していただけると嬉しいです
↓ ↓
人気ブログランキング にほんブログ村
★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら
★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から
Source: りかこの乳がん体験記
コメント