アメリカ大統領選にちなみ：日本を司る神より

そういった、多大な影響力をもつ国の元首となることは、わたくしたち一般人の感覚を遥かに超えた精妙な仕組みを、選挙前からもそして選挙後も一手に掌握し、手綱を引くような、実に壮大な事業なのでしょう。

さて、この度の大統領選にちなみ、“日本とアメリカとの関係”について、霊的に何かメッセージを、という読者の方からのご要望をいただきまして、日本を司る神へお伺いいたしました。

大統領選を経て、またアメリカも大きく変容してまいるかと存じます。それと同じく、日本も果敢な一歩を進めていかねばなりません。

どうぞご一読いただけますと幸いに存じます。

Rinokia

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「“所変われば品変わる”ーーー これは、その土地々々によって、培われる価値観や風習が異なることを指します。その土地に依拠する人もまた、然（しか）りです。

連綿と繋がりゆく（伝統的な）物事の良さもあれば、本当に間もない（＝短時間での）速さにて成されゆくことの良さもある。実際には双方に良し悪し（一長一短）を見い出すことができます。

そもそも、地球の創生以来、地殻変動とともに大陸が分化し、国という単位が徐々に成されていくなかでは、同時に、土地や歴史に根付いた特有の要素が形成されることで、さらには国の制度や国民の生き方（生活）が付加されていくことを意味します。

歴史的に鑑（かんが）みて、それが短期間であろうが、一方で、途方もなく長らくの積み重ねの結果であろうが、どちらも大切な地球（全体からした）欠かせぬ要素です。

では、わが国（日本）は、世界からみたところの、はたしてどのような立ち位置でしょうか。

昨今の変動（移り変わり）は激しくなったと言えども、長らく紡がれしわが国ならではの風土はたやすく瓦解（がかい）されるものではありません。

新しき物事を取り入れ、一新した（様変わり）と思えたとしても、その大前提（＝基盤）には、この国を成すあらゆる要素が、民の生きるその根底に息づいているのです。

時代が移りゆくなかで、あなたがたもまた清流のごとく（変化の）流れを滞らせてはなりません。

その一方、やはりこの国において、長らく先人たちの命が注がれ、連綿と続く諸々は、たとえ、ほんの些細な挙動（おこない・言葉）であっても、周囲（※ここではアメリカを含めた諸外国のことです。）の声には真摯に耳を傾け、さらには、変化目まぐるしき、時代を牽引する国々の動向を把握しつつも、なお守りゆかねばならぬのです。

他国との安易な比較はできません。良し悪しを決めていく必要もない。

ですが、今や、世界のあらゆる物事が間を置かず（＝瞬時に・短期間で）互いに知り合える時代になったからには、なお一層、冷静に世界の動向と、そして自国の現状と未来を見え据えていくのです。

“攻”（※ここでは積極的・前衛的な、という意味です。）もあれば、その一方での“守”（＝消極的・後衛的な）もまた欠かせぬ性質です。

すでに幾年（いくとせ＝悠久の時）を経て、この国を醸成せしあらゆる要素は、やがて、世の変革期のさなかにあって、再びその“真価”を見い出されることでしょう。」