ひとり、呟いてみる ~“先を歩く”ということ~

乳がん告知を受けたばかりの人や、
今、まさに治療中の人たちは、
“乳がん歴13年”という人をどう思うのだろう

「私もそこまで頑張る」という希望になるのか

それとも、

「もう治ったんでしょ?
 私たちのつらさなんてわからないよ」

と、思われるのか...

私はどうだっただろう

あの頃は、今のように
誰かとつながるツールもなかった

乳がんの先輩たちと接する機会はなかったな...

そういう意味では孤独な闘いだった

そのうちに患者会が立ち上がって、
がん歴8年とか13年とか、
そんな大先輩たちに出逢った

でも、もう70代くらいの人たちばかり

「私は前向きに考えてたわ」

なんて言われても、
“前向き”の意味がわからなかった

「私はこうして頑張ってきたの」

そう言われても、なんだか自分が
全否定されているような気持ちにもなった

『治療でつらい思いをしているのは
 ダメなことなのだろうか』

『泣いてばかりいるのは、
 いけないことなのだろうか』

そんな思いをしたっけ

同じ“がん”という病気を経験しても、
なんだか遠い人のような感じがした

『私もあんなふうにれるのかな。なるのかな』

そう思った

でも、なんか違った

人それぞれ

早くに元気になれる人もいれば、
時間が必要な人もいる

がんの部位も違えば症状も違う

年齢も、生活環境も全く違うわけで

治療も違えば、副作用も全然違って...

先を歩く先輩たちを目標にしてもいいけど、
比較はしちゃいけないし、その必要もない

歩くスピードも歩幅もそれぞれ

迷い込んだ真っ暗闇のトンネルから抜け出るのも、
またそれぞれの距離と時間がある

“自分なりの頑張り方”があるはずだ

人はなにかと、誰かと比較したがる

でも、この病気になって思った

“比較するのは違う”と...

それが“希望”であるのなら、
いくらでも抱いてもいいと思うのだ

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  まだ治った訳じゃない

  でも、どこか乳がんから離れはじめている

  でも、治っていない

  私は乳がん患者ではなく、“がん経験者”

  でも、まだ完治はしていなくて、
  再発の不安も拭いきれていない

  “がん”って、どこまで行っても“がん”

  一生、ついて回るものらしい

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Source: りかこの乳がん体験記

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