腋窩リンパ節郭清をした腕にはきつい季節。

その他

氷点下5.6度の朝

カーテンを開けても外の景色は見えない



2020/11/12 朝

窓一面の結露である

こんな朝が、春まで続くのだ...

  そのうち、
  この結露が凍る季節になる

そして寒くなると疼きはじめる傷

腋窩リンパ節郭清をした部分は突っ張り、
ピリピリ痛み、
時には肋骨にズキズキ響くように痛むこともある

腕も伸ばしづらくなり、
痛みのせいで動かしたくない

が、
動かさなければさらに動かなくなるため、
なるべく動かすようにしなければならない

そんなこれからの時期は、
朝のシャンプーボトルのポンプを押すのがキツイ

寒さでシャンプーが硬くなるのだ

「手術のしていない右手で押せばいい」

...と、単純に思う

が、長年左手で押していたので、今さら変えられない

術後は、

「これもリハビリになる」

そう思いながら押してきた

楽に押せるようになるまでには、
5年ほどかかっただろうか

痛みが出なくなったときには、
ようやく元の身体に近づいたようで、
それは嬉しかったものだ

それでもこうして寒くなれば痛みが出る

手術から13年が経っていても...だ

  いや、まもなく手術から14年...

「やっぱり“乳がん”って、大変は病気だ」と、
今でも強く感じる

そんな寒い日

今日の夕飯は、久し振りの“肉”

“豚肉の生姜焼き”にしてみた

2020/11/12 夕食

肉のたんぱく質は、身体を温めてくれる

“人の心を楽しくする”と聞いたこともある

確かにそうかもしれない

『おいしいものを食べて
 しあわせな気持ちになること』は、

私たちにとって、
一番の“心の薬”なのかもしれない――

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Source: りかこの乳がん体験記

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