気象庁の生物季節観測を大幅削減

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気象庁は、
全国で行ってきた植物の開花や動物の初鳴き等を観測を減らしていく方針を発表しました。

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現在は
植物34種目、
動物23種目が観測対象

これを
2021年の1月から
植物6種目
動物は廃止
とする方針。

生物観測を廃止していく理由として、
生物の生態環境が変化し
調査対象生物を見つけることが困難になっているため
だそうです。

来年1月から観測される6種目は以下の通り。
あじさいの開花
いちょうの黄葉・落葉
うめの開花
かえでの紅葉・落葉
さくらの開花・満開
すすきの開花

本来天気の予測は
現地で風や雲の動き、空気感、そこにいる生物たちの様子をしっかりと観察して
総合的に判断すべきもの。

さらに生き物の観察は
天気予測だけでなく
地震の予測や気候の変動が及ぼす影響など
貴重な記録となるものです。

どんどん人間本来持っている感覚を無視して
機械に頼る社会になりつつあるようです。

昔は

雨の表現をとってみても、
天津水、香雨、春雨、滝落としの雨、車軸の雨、濯枝雨、分竜の雨、桜雨、青葉雨、村雨、夕立、白雨、伊勢、早雨、五月雨、栗の花霖雨くりのはなりんう、鬼雨きう、私雨わたくしあめ、暁雨あかつきあめ、天泣てんきゅう、日照雨ひでりあめ、煙雨けむりあめ、秋霖しゅうりん、液雨えきう、薬雨やくう、寒九の雨かんくのあめ、
などまだまだたくさん美しい表現があります。

雨の一つ一つに意味を持った個性を感じている感性を持っていることがよくわかります。

本当は
日本人は
このような人の繊細な感覚を大切にする民族だと思います。

この心構えも
すべてが機械に頼り、合理化されていく中で
失われていくのかもしれません。

一見便利に思えるかもしれないこの科学的な機械化の流れは
人の持つ繊細な感覚をさらに退化させる危険性を持っているように思います。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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