私が大学にいる理由

外科医

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みなさん、
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
私、2代目ガンちゃん先生は
岩本内科だけでなく
大学にも所属して
肝臓がんのカテーテル治療を行っています
岩本内科で治療をしながら、
大学で基礎研究や肝臓がんの治療をすることは
私にとって
2足以上の、3足のわらじをはくことになるので
それはそれは大変なのです
本当に忙しい時もあって、
ときには大学はもうやめてしまって、
岩本内科に専念すべきかなと思う時もあります
なんで大学に・・と思う時もあります
大学にいるのは教授になりたいからかな・・
教授になる意味って?なんて思う事もあります
——————————————
とまぁ、思い悩む時もあるのですが・・
昨日ですが、

私が大学でも医療を行いたい理由を再認識する事がありました
大学で治療するときは
後輩と一緒に
指導しながら
治療を行います
特にカテーテルなどの技術を要する手技は
指導下で

後輩にやらせる事も必要です
いわゆる、“後輩を育てる”です
昨日も一緒に後輩と
治療をしていましたが、
治療の流れには
全く問題ないところで、
小さな失敗を
後輩がしました
本当に小さな失敗なのですが、
その後輩は
非常に大きく捉え
落ち込んで、反省していたのです
目に涙を浮かべるくらい・・・
それを見て、私は
今時、こんなに医者らしい人がと、
どれだけ責任感もって
仕事に取り組んでいるのかと
心打たれました
hiru
私自身も、
まだ医者になりたての時に、
初めて受け持った患者さんの容態が悪くなったことがありました
容態が刻一刻と変化する重圧と責任を感じて
病院に泊まり込みましたた
翌日、指導の医師が来た時に
指導医が来てくれた安心感
と何もできない悔しさが溢れて
大号泣してしまいました・・・
実は・・私は泣き虫なのです・・(笑)
その時の自分と、今回の後輩の姿が重なりました
医師という仕事は、
人の命を預かりますので、
やはり重い
失敗は許されませんが・・・
色んな失敗もあることでしょう
半人前から一人前に変わる時には
特に、あります
安易な失敗はいけませんが、

やはりそういう経験は必要なのです
失敗があっても
反省はしても、落ち込みすぎる必要はありません
一生懸命、取り組んでいるからこその失敗です
それが成長の糧になるのです
その責任感から、
命を背負う覚悟がうまれ
患者さんに安心感を与えるのです
と偉そうに・・書きましたが・・・
私が思うのは・・・・
こういう後輩を指導していく事こそが
私が大学にいる理由なんだと思いました
私が生涯、1000人の患者さんを治療するよりも、
1000人の後輩を指導できれば、
救える患者さんの数は
1000×1000
・・・理想論すぎますか・・? 
大きなことを言い過ぎですか・・?
でもけっこう本気で思っているのです (笑)
岩本内科では
スタッフ一丸となって
一人一人の患者さま
特に、治療が出来ないと言われたような
進行がんの患者さんへの
ベストな医療を探究しています
その医療を大学で
後輩たちにも少しでも感じてもらう・・・
それが私が大学でも医療を行う理由なのです
・・・と改めて思いました
という事で、
その後輩には
ありがとう・・と言いたいです
そして、ガンばって!
独り立ちする過程は怖いでしょうし、
時には失敗もするでしょう
でも独り立ちした時の景色は
今とは一段と大きく違って、素晴らしいものです
やりがいもあるし、
自分が努力して医者になって良かったと思える時が沢山あります
そして、もう一つ、
自分ではそう感じなくても着実にニョキニョキと医者として成長しています
そういう後輩とまた一緒に医療ができたら最高ですね

という、胸が熱くなった話でした・・・♪
さて、今日は
岩本内科で治療がたくさん

ガンばりますか
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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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