都会のように、
街なかに電車が通っているわけではない
頻繁にバスが循環しているわけでもない
そんな地方は、“車は必須”
ここは、
“誰もが免許を持っているのが当たり前”の地域なのだ
が、私は免許を持っていない
．．．というより、“取ることができない”
なので、勤務先を選ぶのには苦労した
身分証明書にもなる免許証がないことは、
非常に不便でもあった
“免許がない”というだけで、嫌な思いもしてきた
昔は、“身分証明書”といえば、
“健康保険証”で事足りた
顔写真も付いていないあの紙切れが
身分を証明するものとなることに疑問を感じながら、
それがまかり通っていた時代だった
が、さすがに今はそうはいかない
．．．ということで、
ようやく“マイナンバーカード”をつくる決心をする
※正式には、“個人番号カード”というらしい
このカードをつくること自体、
身分証明書が必要で、
できあがったカードを受け取りに行くことにも
身分証明書が必要で．．．
ちょっと折れそうになる
“作成には1か月ほどかかる”ということで、
9月に申請したものが、10月にできあがった
「これで身分証明書に困らずに済む」
．．．と、安堵したのも束の間
カードに不備があった
結果的に、再交付の手続き
マイナンバーカードの交付は無料でできるが、
再交付には料金がかかるらしい
が、今回は市の不手際
再交付は無料でできた
が、再び1か月待たなければならない――
．．．と、ここまでは、以前記した通り
そして先月、ようやく手にした“身分証明書”
生まれて初めての、
顔写真付きの“身分証明書”である
これで、もう、
いくつも書類を準備しなくてもいいのだ
なんとも嬉しいものである
ようやく“間らしい生活”ができるような、
“日本人としての資格”を得られたような．．．
早く使える日が来ないだろうか――
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Source: りかこの乳がん体験記
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