「疲れた」と言ってはいけないご時世なのか...。

その他

  みなさんも気をつけているとは思いますが、
  コロナ、充分気をつけてくださいね。

  もう疲れましたね、コロナとの戦い...。

「もう疲れましたね、コロナとの戦い」――

この私の一言が物議を醸した

  いや、それほど大ごとではないのだが...

それは先日のこと

もうひとつ開設しているブログでのことだった

  んー…微妙…ですよね…

  『疲れましたね…コロナとの戦い…』

  ボウリングに行けないから?

  自由に外出できないから?

  ですよね…

  最前線でもう一年半も戦い続けている
  医療従事者の皆さんがこの文言を見たら…

  どう思うのでしょうね…

――そんなコメントが送られてきた

私は、

「ボウリングに行けないことに疲れた」とは
一言も言ってはいない

確かにコメントに書かれていたように、
この1年半、自由に外出はできていない

外出を控えるため、食料品の買い出しは
基本的に休日の週に1度

一歩外に出れば、マスクは必須

暑くても苦しくても外せない

行くところ行くところ、消毒、消毒

  まぁ、消毒くらい、苦にはならないが...

消毒をせずに店内に出入りする人を見ると
「えっ?」と思う

「こういう人がいるから、感染者が出るんだ」

「だから、
 こっちがしっかり感染予防をしなければ」

と、思う

そして買った食品類は、
家に持ち帰るとすべて消毒作業に追われる

宅配が届けば、マスクを着けて対応

受け取りのサインは、自分のペンを使い、
受け取った荷物もすぐに消毒...

  まぁ、これらのことは、
  「疲れた」というより、
  今となっては“当たり前”になってはいるのだが...

乳がんの検査も、今年はやめた

それは、私自身が、
ひとが集まる病院に行くのを避けたい思いもあるが、
やはり病院に負担をかけたくない気持ちも大きい

もちろんこの1年半、
友だちと会ってもいなければ
食事会も全くしていない

しばらく実家にも帰っていない

来月、母の七回忌があるが、
当然のことながら親戚は呼べない

この街から車で6時間ほど離れたところに住んでいる妹も、
帰って来られない

父と私の淋しい七回忌になりそうだが、
実は、私も実家に行くのをはばかっている

が、

どこへも行けない、
外食もしていない――

それは誰もが同じだろう

「もう疲れましたね、コロナとの戦い」

この言葉は、“私自身”というより、
世の中が不自由な生活を強いられていることを
こう表現したのだが...

あれから毎日、テレビを点けては、
感染者数を確認するのが日課となり、

情報番組やニュースも、
毎日毎日、コロナ、コロナ

『緊急事態宣言』が出されているにもかかわらず、
毎夜飲み歩き、

マスクを外して仲間と大声で喋りあっている、
若者たちの姿ばかりを目にしていれば、
そりゃあ、嫌にもなってくる

が、コメントをいただいた方のお話を少し覗うと、
なんでもご家族に医療従事者がいらっしゃるらしい

まだまだコロナの真っ最中

終わってはいない

だから、まだ「疲れた」とは、
軽くは言えないのだとか

確かにご家族に医療従事者がいれば、
その疲弊振りに言葉もかけられないだろう

そんなときに、
私が「もうコロナに疲れた」と放った一言に、
きっと苛立ったのだと思う

何度かテレビで目にしたことがある

それは、“コロナの最前線”

レッドゾーンで戦う看護師さん

そして、レッドゾーン以外でも、
休みもなければ
睡眠時間もままならない医師たちの姿...

そこは、まさに、“戦場”――

それは、私の想像を絶するものだと思う

が、だからといって、
最前線で戦っている医療従事者に
私を被せるのはどうなのか...

と、疑問を持った

医療従事者のことを言われたら...

そりゃあ、何も言えない

黄門様の印籠を突きつけられた気持ちだ

『もう疲れましたね、コロナとの戦い』――

「最前線でもう一年半も戦い続けている、
 医療従事者の皆さんがこの文言を見たら…

 どう思うのでしょうね…」

きっと、何も思わないと思う

それは、ひとにはそれぞれ、人生があるから

それぞれの生活があるから

実際、コロナの時代になって、自殺者は増えている

コロナが原因かどうかはわからないが、
昨年は、活躍されている俳優さんが
自ら命を絶つという哀しい話がいくつか続いた

それぞれがそれぞれに疲弊しているのだ

  この状況でも、
  毎晩、飲み歩いている人たちは別として

そして彼らは、
命を救うことに誇りを持っている

使命感を抱いている

がんになって感じたが、
医療は患者一人一人に寄り添ってくれている

生き方、環境、人生そのもの...

それらを尊重しながら、
治療も考えてくれる

だから、きっと、こんな私の一言に、

「こっちの方が疲れているんだ!!」

と、キレる人はいないだろう

もちろん、医療従事者のみなさんが
大変な状況にあることは、
私もそれなりに理解しているつもりだ

が、私の言葉が誰かを不快にさせたことは事実

もう、「疲れた」とは
言わないようにしなければね――

  そして私は、先日、チケットを入手

2021/06/07 公 演 ①

  昨年7月予定されていた公演が、
  新型コロナウイルスにより中止となった

  「もう二度とこの街には
   来ていただけないだろう...」

  と、思っていたが...

2021/06/07 公 演 ②

  8月、再び公演があるようだ

  今年こそ、中止になりませんように――

    あとは、ワクチンが頼みか...

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Source: りかこの乳がん体験記

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