どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
会議で意見が出なくて停滞してしまう…。
今日はそんな悩みをお持ちの方に、会議進行のヒントをお届けします!
介護に答えはない!
…そんな言葉を耳にすることがありますが、それは間違いです。
介護の答えはいくつもあるんです。
そんな介護について意見交換するときに、どれとも決め難い選択肢がいくつかあって、意見が出なくて「シーン…」ってなってしまうことがあるんですよね。
皆様もそんな経験ありませんか??
そんなときは「究極の選択」で状況を打破してしまいましょう!
というわけでこちらのツイートをご覧ください👇
答えを選びにくい介護の仕事
会議で意見が出なくて困るときがある
そんなときは究極の選択でどちらかに手を挙げてもらう🙋♀️
究極の選択ならどちらを選んでも責められないから挙手しやすい🙋♂️例えばやるかやらないか💨
やるならAかBか💨サクサク会議が進みます☝#介護にまつわる小さな引き出し
— ヨウ-P (@s_y_prince) 2020年12月13日
では、このツイートについて解説していきたいと思います。
- 会議での沈黙はなぜ起こる?
- 皆が参加しやすくて答えが出やすい方法!「究極の選択」で投票?
- オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを意識しよう!
- 沈黙は有効に使えば会議の時短にもつながる!
- まとめ
会議での沈黙はなぜ起こる?
会議での沈黙はよくあることだと思いますが、とりわけ介護現場ではよく起こります。
〇〇するのもいんだけど、△△するのもいいんだよなぁ…。
正直、どっちもどっちだな…(-_-;)
冒頭でも触れたとおり、介護はどれとも決め難い選択肢がいくつかあることが多いんですよね。
だから、答えられず沈黙が生まれることがあります。
沈黙が生まれる理由は、そんな綺麗ごとだけじゃありません。
Aさんに何言われるか分からないしなぁ…。
僕だけ意見が違ったらどうしよう…。
介護職の退職理由で常に上位にくる「人間関係」の影響は、会議にも出てるんですね…。
他にも、こんな理由があります。
ん~・・・・。
全く分からない…。
その議題…、興味がないわ。
どうだっていい…。
そもそも考えが及ばなくて、何も浮かばずに沈黙になっていることも多々あります。
「興味はない」と沈黙するってことも残念ながらあります。
介護現場には、考えることが苦手な職員や知識が不十分な職員、そもそも介護に興味がない(?)職員、いろんなタイプの職員が集まっています。
無資格未経験でも採用してもらえる施設も多いので、他業種と比べると多様な職員が集まりやすいんですよね。
このように、介護現場の会議での沈黙にはいろんな背景があります。
というわけで、介護現場の会議で沈黙が生まれる理由を大きく分けて以下の3つとします。
- 介護は何が正解か答えが出しにくい。
- 人間関係を気にして意見が出せない。
- 分からない。興味がない。
このような会議出席者がそろったときの会議は地獄です…(-_-;)
さて、この地獄を切り抜ける方法について説明していきたいと思います。
皆が参加しやすくて答えが出やすい方法!「究極の選択」で投票?
では、今一度冒頭ツイートをごらんください👇
答えを選びにくい介護の仕事
会議で意見が出なくて困るときがある
そんなときは究極の選択でどちらかに手を挙げてもらう🙋♀️
究極の選択ならどちらを選んでも責められないから挙手しやすい🙋♂️例えばやるかやらないか💨
やるならAかBか💨サクサク会議が進みます☝#介護にまつわる小さな引き出し
— ヨウ-P (@s_y_prince) 2020年12月13日
「究極の選択」は極端なのがいい!
まずは、この「究極の選択」という言葉。
私が子供の頃だったかにカードゲームが出るぐらい流行ったんです。
ただ単に「究極の選択」をするという単純な遊び。
例えば、こんな感じです👇
ウンコ味のカレー
カレー味のウンコ
子どもの頃、こんな質問にめちゃくちゃ真剣に考えて悩んだものです…(-_-;)
一見バカげていますが、究極なので選びにくい反面、どちらを選んでもおかしくないところに選びやすさがあるんです。
では、介護版の究極の選択を考えてみましょう👇
あなたは頻尿です…
オムツをつけてよく眠れる
よく眠れないがトイレに行ける
いかがですか?
すぐに迷いなく返答できる人もいれば、すごく悩まれる人もいると思います。
どちらを選んでも間違いではないので、選びにくそうで選びやすいんです。
実際の会議で使う場合は、ここまで究極な感じが出せないと思いますが、2択(多くても3択)にすれば多少なりとも究極な感じが出せます。
例えば、こんな感じです👇
Aさんが最近杖で歩くのが厳しくなってきたので車いすのほうが良いという意見があるんですが、どうでしょうか?
・・・・・・・・・(シーン)。
では、どちらかに手を挙げてもらっていいですか?
転倒のリスクはあるけど杖歩行継続か?
あるいは、安全を取って車いすの変更か?
どっちかですか…?
杖歩行は危ないけど、車いすにしてしまうと歩けなくなったら困るし…。
このような選択肢だと究極な感じが出ませんか??
介護の選択の多くは、何らかの「リスク」が付きまとうので、「リスク」の有無を突きつけてしまえば究極な感じが出るんです。
それでも選びにくそうであれば、こう伝えてください👇
どっちが正解とかではないので、意見が近いほうを選んでもらったらいいですよ~!
より選びやすくなるように伝えてあげて、皆が答えやすくなるようにしてあげましょう!
そうすれば、人間関係を気にしている職員も、考えても分からない職員も、興味がない職員も答えやすくなるはずです!
「投票」はいったん答えが出せるのがいい!
さて、究極の選択で会議出席者の注目が集まったら、投票結果でまた注目を集めることができます。
どちらが多数派かが一目瞭然で分かります。
答えが出しにくい介護は、「どちらか寄り」ぐらいの意見でいいんです。
多数決で決めるわけではなく、投票で意思表示をしてもらって、出席者の意思を「見える化」することが目的です。
意外とそっちの意見のほうが多いんやなぁ。
全員一致やと思ったけど、そうでもないんやなぁ。
会議出席者の意思が「見える化」すると、会議が動き始めます。
究極の選択でなくとも、「投票」は会議進行するうえでは有効な方法なのです。
オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを意識しよう!
さて、ここで質問です!質問の仕方には大きく分けて二つあるんですが、何と何があるか知ってますか?
知りません!
では、オープンクエスチョンって聞いたことがありますか?
あります!
では、もう一つは何ですか?
何だったかなぁ~…。度忘れしたなぁ…。
もう一つはクローズドクエスチョンです。では、クローズドクエスチョンって何ですか?
クローズドクエスチョンは、「はい」か「いいえ」で答えられる質問や、二者択一や三者択一のような回答範囲を狭く限定した質問のことです。
では、オープンクエスチョンは?
オープンクエスチョンは、相手が自由に答えられる質問で、相手の考えを具体的に引き出すことができます。
では、究極の選択はどっちですか?
クローズドクエスチョンです!
じゃあ、究極の選択でどちらかを選んだ理由を聞くのは?
オープンクエスチョンですね!
というわけで、質問の仕方にはクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンがあって、この二人のやりとりは、まさにそれらを駆使したやりとりになっています。
青がクローズドクエスチョン、赤がオープンクエスチョンです。
このように、会話というのは、クローズドクエスチョンで閉じたり、オープンクエスチョンで開いたりしながら進めると上手く会話を進めることができるわけです。
これを会議でも効果的に取り入れると効率よく会議進行できるというわけです。
まずは、開かれたオープンクエスチョンで聞いてみて意見が出てきたらラッキーですが、沈黙したときに、究極の選択のような閉じたクローズドクエスチョンを使います。
そして、究極の選択で出た投票結果をもとに、選択した理由を聞いていくのが開かれたオープンクエスチョンで、自由な意見が引き出せます。
いくつか理由がでてきたら、こんなふうに聞いてみます👇
この理由について同じ考えの方いますか?
これはクローズドクエスチョンで、同じ理由の人を絞っていくことができます。
もっと違う理由で選んだという方は、どんな理由ですか?
これはオープンクエスチョンですね!
というわけで、沈黙した会議を円滑に進めるコツがはこちらです👇
- 究極の選択を投票形式で行うクローズドクエスチョン!
- その理由を聞くオープンクエスチョン!
- その後はクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを意識して進める!
これで、沈黙した会議から抜け出せることができるはずです!
沈黙は有効に使えば会議の時短にもつながる!
こうした会議のテクニックは、長くなりがちな会議の時短にもつながります。
ツイートのとおり、サクサク進めることができます!
やっぱり沈黙って会議に邪魔ですよね…。
今回の記事では、「沈黙」を全否定して書いてきましたが、沈黙がすべて悪いわけではないんです。
質の悪い「沈黙」が無駄なだけで、質の良い「沈黙」は会議にあるべきです。
ずっと走りっぱなしでは会議もしんどいですしね(^^;)
質の良い「沈黙」というのは、時間を与えて考える時間を作っていくということです。
3分時間を与えるんで〇〇について考えてください。
もちろん、会議前に議題が周知されていて考えてもらっておくのが一番効果的です。
それをしたうえで、会議を進める中で意見が出にくい課題とぶつかったときに、沈黙の時間を作るんです。
そうすると、会議全体としてのメリハリもついて、疲れない会議進行ができ、結果会議の時短にもつながるというわけです!
というわけで、無駄な沈黙は避けながら、良質な沈黙の時間を取り入れてみてください!
そうすれば、会議を手玉にとれるはずです!
では、最後にもう一つ会議を手玉にとれる方法があるので、こちらも覗いていってください👇
まとめ
会議の沈黙で困っておられる皆様、ぜひ「究極の選択」を会議に取り入れてみてください。
沈黙してしまう理由によっては、若干進め方に工夫が必要になると思いますが、「投票形式」を取り入れることは少しは沈黙の改善につながると思います。
答えやすいクローズドクエスチョンをうまく使えば、きっと沈黙は切り抜けられるはずです!
あとは、オープンクエスチョンも意識して、質問の仕方を閉じたり開いたりしながら進めるイメージでやってみてください!
ただし、質問の仕方次第では空気が悪くなることもありますので注意してくださいね…。
そもそもチームの空気が悪いときは、どんな質問も受け入れられないこともありますし…。
そんなときの沈黙は、会議進行が原因ではないので、この記事の方法では対処できないと捉えてくださいね…。
ちなみに、そんなときの対処はこちらを参考にしてください👇
Source: すべての道は介護に通ず【暮らしかるモダンなブログ】
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