副作用は、“気のせい”?

『副作用の大半は、気のせい?』――

先日、新聞でそんな記事を目にした

「...ということは、

 1時間に数十回繰り返されたホットフラッシュと
 コールドフラッシュの応酬も、

 胸のむかつきも、
 味覚の鈍さも、

 倦怠感も、
 不眠も、

 鬱も、
 めまいも、

 脱毛も、
 月経停止も、

 すべて“気のせい”?

 まさか、そんなことがあるはずがない」

そう思いながら、読み進んでいくと、
どうやら、“脂質異常症の治療薬”らしい

「そりゃそうだよね。
 がん治療ではあり得ない。
 あんなに激しい副作用が“気のせい”なんて...」

“脂質異常症の治療薬”は、
筋肉の痛みや倦怠感といった副作用が現れるらしい

が、なんと、

“その9割が、薬の成分とは無関係だった”という、
研究結果が出たらしい

  本当に“無関係”なのだろうか...

  いや、“無関係”なのだろう

“プラシーボ(プラセボ)効果”というものがある

“偽薬を飲んだときに症状が改善する”という、それだ

今回の研究結果はその逆の、
“ノシーボ(ノセボ)効果”というもの

けっこう、人間の脳は騙される

2本の同じ長さの線が
短く見えたり長く見えたり、

同じ大きさの図形が違う大きさに見えたり、

色が違って見えたり...

そんな“誤作動”も、
きっと人間の“都合”なのだろう

乳がん治療中、副作用がきつくて動けないとき、

「体調が悪いのは、“気のせい”だ」

と、ひとに言われたことがある

『冗談じゃない。
 こんなに具合が悪いのに、“気のせい”って...』

と、

病気のことを軽く捉えられているような、
治療のつらさを理解してもらえないような、
そんな腹立たしさしかなかった

が、それは、その人なりの励ましだった

...が、体調が悪いときは、
そんなふうに受け取る余裕さえないもので――

  言われて嬉しかったこと、
  勇気づけられたこと

  傷ついたこと...

  がんになると、いろいろあるものだ

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Source: りかこの乳がん体験記

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