諏訪大社下社 秋宮③稲荷社【お金を使うときの“心意気”】

その他

秋宮の末社「稲荷社」は、前回ご紹介した摂社「若宮社」と横並びでお祀りされております。

さらには、もう一つの末社「皇大神宮」とともに3社並列となっており、数段の石段を上がってのちお参りする要領です。

本日の御祭神は、“倉稲魂神(うかのみたまのかみ)、大宮売命(おおみやのめのかみ=あめのうずめ)および、佐田彦神(さたひこのかみ=猿田彦大神)”の3柱です。

実のところ、わたくしの神事の御役目とさらには普段の生活まで、すべてを滞りなくおこなえているのは、これらの神々の御配慮によるところが非常に大きいです。

全国どこへ赴いても本当に順調に物事が進みますし、さらには素晴らしい出逢いと気づき、そして次へと続くための活力をいただけることは、本当にありがたいこととつくづく感じております。

困難あってもなお“神々が見守ってくださっているのだ”と自分のなりに感じることできれば、それこそが何よりの力になりますね。

倉稲魂神は、稲荷神として商売繁盛・五穀豊穣・心願成就”の御利益などで広く知られておりますが、わたくし自身も比較的生活に根差したものを題材として、“よりよく生きるためのコツ”を教えていただきます。

自分一人の考えですとどうしても偏ってしまうことも、これらの神より諭していただくことで、“あぁなるほど”と素直に受け入れ、自分の考え方(在り方)を正していくことができます。

本日は、“お金の使い方”についての御言葉を頂戴いたしました。どうぞご一読いただけますと幸いに存じます。

Rinokia

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「たとえ商い(商売)にたずさわる者でなくとも、この世に生きるうえでは(※ここでは、貨幣経済社会にて生きることを指します。)皆、お金というものを巡らせる当人(当事者)です。

人はお金というものが乏しければ、日々の生活を成すこと(生計を立てること)も難しい。

それと同時に、お金もそもそもあなたがたが投じて(=使って)こそ、(お金としての)本分をまっとうすることが叶う、実に“相乗”の関係とも申せます。

それならば、あなたがたの日常においては、商い人(=商売人)であるか否かの区別などせず、むしろ、お金を繰る術(くるすべ=操作のやり方)をよくよく心得ることこそ肝心ではないでしょうか。

この世は目に見えると見えざるとにかかわらず、すべては緻密(ちみつ)に関わり、そして互いの交流(=巡り合い)を基(もと:基本)といたします。

住吉の水神がおっしゃったように、水の淀(よど)むことを避けねばならぬように、この世の貨幣もまた、とくにその流れ(流動)を止めてはなりません。

その意味では、あなたがたはまず何よりも懇ろに(=大切に)お金を使い、この世に巡らせることをいつでも“肯定的に”捉えていくべきです。

では、あなたのその下(もと)より放たれたお金は、結果(そのお金を使った)当人であるあなたに対し、いかなる力(効力)を発揮するのでしょうか?

それは、(お金を使った)あなたに代わり、あなたの“心”(心もち・感情)を、この世の方々(ほうぼう)へと行き渡らせるのです。

お金というのは、人でもまた物事でも“縁”を結ぶ役割を担いますから、物質(のやり取り)のみならず、実際には、このお金に乗じたあなたの心を様々な場へと届けます。

そこから、必要な“縁”は引き寄せられ、あるいは(双方の仲が)結ばれ、ついにはあなたの機運(=運勢)を上げていくことが叶うのです。

ですから、人生に欠かせぬお金を投じる(=必要な物事にお金を使う)のであるならば、努めて心明るく(=嬉しく・肯定的に)お使いなさい。

人生を豊かに歩むには、何より、良き縁にて心弾む感覚を、いつの歳にも(=何歳になっても)得ることが肝要です。さらにはその縁を生かして好機のままに、次々と物事が進みゆく、あたかも(人生経験の)厚みを増すかのごとく福々と幸膨らむ人生です。

ですから、その人生の幸を膨らませるには、あなたの(お金に対する)心持ちから端を発していくという“順序”を、常に心得ていくべきなのです。

そして、この世に巡るお金こそが、あなたの心(人となり)を表し、あなたが生きる世界をさらに広げる、まさに人生の“立役者”。

明るき心意気は、光をより大らかに(=大きく)膨らませます。

(お金をはじめとした)様々な支えをいただき、あなた(の心意気)より始まる様々な舞台を、大いに生きていこうではありませんか。」

(次回④へ続きます。)

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Source: 神々からのメッセージ

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