がんがわかって、最初にしたこと。

その他

がんを告知されて、最初にしたこと――

  ○病気のことを調べてみた
  ○身辺整理をしようと思った
  ○とりあえず、遺影になりそうな写真を探した

「乳がんです」――

...なんて言われても、
病気のことなんて全く知識がなかった

「抗がん剤するんだろうな」

ぐらいだった

「おっぱい切って、
 抗がん剤をしたら髪が抜けて...」

いつかドラマで見た、
病院のベッドの上で洗面器に顔を突っ込み、
ゲーゲー吐いているシーンが過ぎった

がんの“ステージ”なんて知らなければ、
生存率があることさえ知らなかった

“がん”は、まさに、未知の世界――

これから何がはじまるのか、
何が待っているのか、
どうなるのか、
考えても想像すらつかない

調べるてみると、まぁ、衝撃的であった

「これが現実...」

が、それは、これからはじまる私の現実

受け止めなければならないことだった

最悪なこと...

少し明るいこと...

いろいろ想像してみた

が、厳しい現状であるのは確かだった

「5年もがんを放置した。
 近い将来、死ぬのは間違いない。
 とりあえず、身辺整理しなきゃ...」

そう思って部屋の中を見渡した

が、何から手をつけていいのか...

いや、その前に、まだ心の整理がついていない

「心の整理もついていないのに、
 持ち物の整理なんてできないよ...」

持ち物を整理することは、
自分の命を削るような思いがした

哀しくて、整理なんてできなかった

それでもアルバムを開いて、
遺影になりそうな写真を探した

万が一、手術中に何かあるかもしれない

入院中に急変...なんて、ないとも限らない

こんなとき、ひとは、
悪い方...悪い方へと考えるものである

自分が写った写真がほとんどない中、
ようやく見つけた堅苦しい表情の証明写真

アルバムに挟んでベッドの上に置き、
病院へと向かった

これが、そのときの写真である

  2021/01/22 遺影用

そんな思いを乗り越えて、
ここまで来たんだなぁ...

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Source: りかこの乳がん体験記

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