秩父神社には、「皇大神宮」「豊受大神宮」「天神地祇」の他にも多くの摂末社がございます。
本殿へは神門を通り真っ直ぐ参道を進みますが、その脇にも複数のお社があり、本殿をお参りしてのち、これらの小さなお社を巡りつつ境内をゆっくり散策するのもよさそうです。
本日は、“柞稲荷(ははそいなり)神社”です。
これまでも、伏見稲荷や豊川稲荷など、稲荷の上につく名称は様々な類いを見てまいりましたが、この“柞(ははそ)”というのはわたくし自身まったく読めない漢字でした。全国にはまだまだこうした多種のお稲荷様が祀られているのでしょうね。これからまた時間をかけて巡ってみたい思います。
こちらの御祭神は、“倉稲魂神(うがのみたまのかみ)”です。商売繁盛の神ということですが“稲”が御名前につきますので、きっと五穀豊穣を司る神でもあるかもしれません。
今回は、“人間ならではの特質と生きるコツ”についての御言葉をお伝えいたします。
Rinokia
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「人間とは、(エネルギー)を“受ける”あるいは“発する”のみではありません。
でははたして人間にはどのような特質があるのでしょうか?
それは、“透過(とうか)し”、“変換させる”ことです。
己自身に、なんらかの事象を通過させることで、単なる事象(=現象)も、それまでとはまた異なる様相(状態)へと変容しあるいは“意味づけ”することができるのです。
目前の出来事、さらには世(社会)の現象は、様々な因果(原因・要因)が絡まり(現象として)導き出されるものでもありますから、すべて善きこと(=歓迎できるようなこと)ばかりとはいかぬでしょう。
ですが、あなたがた(人間という)生命が、この世に肉体とそして精神を併せもつ高次の存在である限りは、この世に在る(=存在する)使命が必ずやあるのです。
それは、あなた一人を通じ、この世の万事(※ここでは良否、様々な状態にある物事のことです。)について、あなたがた関わる、あるいは見聞きする、そういったことを経ることで(通過させることで)、この世に“陽の気”(=元気・勇気・希望)を紡ぎ出すことなのです。
ですからあなたには、世に(=人や物事と)関わること、あるいはあなたが生きるそれ自体がすでに、この世に幾多の“陽の気”を発しているのだと、是非自負していただければとわれら(神)は願います。
哀しみ、苦しみをともに分かち合うことも、ときには大切です。
ですが、その渦中に限りなく(=いつまでも)沈んでいるばかりではおられません(=
=いられません)。
ですから、いかなる(悲しむべき・悲惨な)現象であっても、あなたは(これらの現象を)全身で受け入れ、そしてやがてはそれすらも“陽の気”(プラス・希望)となることを、強く念じて(=信念をもって)歩まれなさい。
今日も自分は元気、そして明日はより(一層)元気であると、何より自らを強く“押し上げ”ることで、あなたのその勇敢な姿に悩める民は集い、そしていつしかその多くが救われ(=元気を取り戻す)ことでしょう。
人間たる生命の底知れぬ力、そして、これらの(元気になる・活気づく)“連鎖”に、われらはこの世(現象界)の“奇跡”を見い出し、嬉しきままに微笑(ほほえ)むのです。」
(次回⑤へ続きます。)
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