それはきっと、奇跡――。

当たり前に生きてきた

それは、“当たり前のこと”だと思っていたから

乳がんがわかって大きな病院に移った

ロビーにはたくさんの人たちが、
隙間なくびっしりと腰を掛けている

廊下もエスカレーターも、
人々が忙しなく行き交い、

受け付けや精算カウンターには
間断なく患者がやってくる

2階の外科へ向かうと、
そこにも診察の順番待ちをしている患者さんでいっぱいだ

すれ違う人の中には、
車椅子に乗った人もいる

中には、40代後半くらいだろうか、
旦那さんと思しき男性に車椅子を押されている女性

「ああ、いずれ私もこうなるのだろうか...」

と、それは、がんになったばかりの私には、
あまりにも衝撃的な光景だった

私が診察・検査・治療を終えて帰る午後

その日の患者の数は、その時点で
いつも軽く1000人を超えていた

「毎日、これだけの人たちがこの病院に来ている

 しかもこの病院は、
 比較的重い病の人たちが多い

 こんなに小さな街に、
 こんなに病んでいる人がいるのか...」

なんの病気もなく生きていることは、
むしろ、“奇跡”なのかもしれない

そして今、こうして生きていることも

奇跡が奇跡を重ねて、“今”があるのかもしれない――

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Source: りかこの乳がん体験記

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