赤坂氷川神社①本殿【“素”になるための社(やしろ)】

その他

赤坂氷川神社は、千代田にございます“日枝神社”より徒歩15分ほどで到着いたします。

日枝神社が大都会のなかに天高くそびえる明るい雰囲気のお社とすれば、こちらの氷川神社は、大地に根を張った木々に囲まれたひっそりと静かに佇(たたず)むお社です。

境内は、港区立の遊び場(遊具を含めた公園)も併設しておりますので、平日の日中には、近隣にお住まいの親御さんが、幼いお子さんたちを遊ばせている姿もあります。

さらには周辺の会社にお勤めの方々の、ベンチに座ってしばしの休憩や熱心に仕事をしていらっしゃる姿も垣間見られ、居住地とビル群が併存する土地ならではと感じました。

当日お参りが終わったのちに、グーグルマップで所在地を確認したところ、なんと以前わたくしが勤め人だった頃に勤務していた会社(のビル)に、区画を一つ隔てたくらい近いことが分かりまして、感慨もひとしおでした。

どうりでこのあたりを歩いた記憶があるはずです。歩いている最中からおぼろげに建物等の光景がよみがえってまいりました。

その当時は、ことあるごとに会社のビルからすぐさま東京メトロ(地下鉄)に乗り換え、最短で所用を済ませるという、まるでモグラのような生活でした。

ときに外へ出るとすれば、坂の多い都内を大切な書類を抱えながら歩きまわるくらいで、景色を楽しむ余裕もなく、現在の仕事スタイルとはだいぶ異なる日々を送っていたと思います。

社会人になってからのはじめての経験も、この赤坂の地で多くさせていただきましたので、今となっては感謝とともに、すべてがとても懐かしい思い出です。

さて本日は、御祭神の「素嗚尊(すさのおのみこと)・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)・大己貴命(おおなむぢのみこと/別名 大国主命)」よりの御言葉をお伝えいたします。

Rinokia

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「人生を(幸運へと)好転させていくには、まず何よりも、己のもっとも“素直なる”(=素朴な・正直な)姿こそを求めてまいりなさい。

何かしら自ら願う物事について、現実と成す(=実現する)なかでは、人は往々にして、“気張る”ことを知らず知らずのうちに身に纏(まと)ってゆくでしょう。

あるいは、着飾る(※この場合には、虚栄を張る、という意味です。)ことさえ、すでに(それ自体が)自らの望むこととなり、さらには自分の存在意義と据(す)える者さえおります。

大切なのは、いずれ(の形)にせよ、良き縁(えにし)を得つつ、まるでその勢いが増すかのごとく(良い方向へと)転じていくこと。

それであるならば、頑なな(気張る)姿は、流れを堰(せ)き止める岩窟のごとく、むしろ無用ではないでしょうか。

真実(=本当)の、自らの“在りどころ”(=素の状態・素直な姿)とは、一体どのようなものか ーーー

この感覚を呼び戻す(思い返す・省みる)ことが先決であり、この社(=赤坂氷川神社)の最たる命(=使命・役目)でもあります。

人生、ときには気丈に進むこと、苦難を乗り越えるため真っ直ぐ突き進むことも必要です。

ですが、迷いの多きこの世において、己の在るべき姿そのものを見定めることは、何を成すにも欠かせぬ“出発点”なのではないでしょうか。

もし今あなたがたが、自分の(本当の)姿に惑う(迷う)のであれば、こちら(=当社)へ参られなさい。

この場(社)にて、何(誰)に見せることのない、ありのままのあなたの姿、そしてその心からの想い(思いの丈)を、飾らず、引かず(=謙遜せず)示すが良いでしょう。

われら(神々)は、あなたのその素なる(素朴な)姿こそをもっとも慈(いつく)しみ、明日への“旅立ち(再出発・門出)”を大いに祝福することでしょう。」

(次回② へ続きます。)

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Source: 神々からのメッセージ

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