死ぬことなんて考えたくない。
もっと明るい話をしておくれ。
下山なんかワタシはしたくない。
まだまだオレは頂上を目指すんだ。
そんな心の叫びを、時々耳にする。
『終末期リハ』の考え方のもと、
タナカはアプローチすることが多いのだが、
どうも、それでは、アカン気がしている。
ネーミングがアカンのかもしれない。
そして、終末期そのもののイメージも悪い。
やっぱり下がっていくことやから、かな。
昔、日野原先生の本で、
老いる事の素晴らしさについて、
書かれた本を読んだことがある。
長老、とか、老子、とか、
そんな素晴らしい『老』の言葉があるように、
『老』は悪いことばかりではない。
肉体的に、下がっても、
精神的には、成熟していっている。
だから、アンチエイジングが全てではない、と。
とすると、下山の中にも、
精神的な再創造(RE-CREATION)、
例えば、
お花見に行く、とか、USJに行く、とか、
ディズニーランドに孫を連れて行く、とか、
淡路島でおうどん食べた、とか、
三男の結婚式に出席できた、とか、
相撲を一緒に取ってみる、とか、
富士山を家族で見に行った、とか、
焼肉行った、とか、黒枝豆取りに行ったとか、
なんか、イベント系ザイタクをやってると、
イロイロやってきたことが目に浮かぶ。
そんな、再創造(RE-CREATION)が、あるように思えてきた。
下山の中にも、きっと、生きる希望になる。
最期の再創造(RE-CREATION)を、研究しよう。
エンドオブレク研究所、立ち上げます。
これも新たな夢。
相変わらず気が多いタナカでした(笑)。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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