きのう買った、“カメラバッグ”
たまたま立ち寄ったお店で、
たまたま手に取ったバッグ
そこは、カメラ屋でも家電量販店でもない
なのに、普通のバッグ売り場に、
このバッグがぽつんと並べられていた
母が亡くなって、今年で6年
母の遺品である洋服やアクセサリーは
親しい方々にもらっていただいたり、
海外に送った
遠くに住んでいる方からは、
「ハンカチ1枚でもいいから、
なにか残っていたら送ってほしい」
そう懇願され、
数少ない遺品の中からハンカチを送った
そして結局、私の手元に
母のものは何も残らなかった
「せめてアクセサリーのひとつでも、
手元に残しておけば...」
そう後悔した
それでも、
これまで親しくしてくれた母の友人たちや
お世話になった仕事関係の方々が
母のことを想ってくれたら、
それが母にとっても嬉しいことなのかもしれない
そんな中でもたった一つだけ、
手元に残せた物がある
“ショルダーバッグ”だ
「使うことは、たぶんないかな...」
と、思っていたのだが――
母が亡くなって2か月後、
カメラを購入する機会があった
が、カメラは買ったものの、
実はカメラバッグは買っていなかった
たまたま母の遺品のバッグにカメラを入れてみると、
これがすっぽりと収まった
しかもこのショルダーバッグには
収納ポケットが7か所もあり、
備品もすべて収納できる
まさに、
“このために母が残しておいてくれた”
と言ってもいいほど、
あまりにも使い勝手のよいものだった
まぁ、それは言い過ぎか...
“たまたま”収まっただけである
ただ、やはり、
そこは“普通のショルダーバッグ”
カメラを衝撃から守るための、
クッション性がないのだ
...ということで、母には申し訳ないが、
新しいカメラバッグを使うことにしたいのだが...
許してくれるだろうか...
まぁ、許してくれるだろう――
そして、激安で手に入れた、
お気に入りのバッグを肩に掛け、
子どものように喜ぶりかこなのであった...
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Source: りかこの乳がん体験記
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