神の詩 第一章第四~六節 1

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神の詩 第一章第四節

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このあと、
この戦いに参加する人たちの紹介があります。

なぜかここを読み飛ばす人は多いのですが
日々、瞑想を行い
すべての所作を大切にする人にとっては
重要な個所です。

それら戦士たちは、
人の心の中にあるさまざまな性質を表しているものです。

まずは、
パーンダヴァ側から

これらの戦士たちは
人が神と合一するために必要な資質でもあります。

「ここには、勇猛な戦士アルジュナやピーマに匹敵する弓の達人達がいる。ユユダーナ、
ヴィラータ、偉大な戦士ドルパダ、(四)」
「ドリシタケートゥ、チェーキターナ、勇猛なカーシラージャ、プルジッ卜、クンティボージャ、勇者シャイピャ、(五)」
「勇猛なユダーマニュ、勇敢なウッタマウジャ、スパドラーの息子、ドラウバディーの息子達。すべてが戦車に乗る偉大な戦士である。(六)」

ここも解説が長くなる節ですので、
簡略化して進めていきましょう。

ここの節をしっかりと深く理解しているかどうかで
残りの理解できるかどうかが
決まります。

ここの解説を元にして
各自で
深く探求する必要があります。

これらの人物たちは、
すべて一人の人間の中に存在するさまざまな性質の象徴です。
これはサンスクリット語の語源により暗喩表現されています。

ここで少しアルジュナ軍の人物を見てみましょう。

ユユダーナYuyudhanaは、
サンスクリット語のyudh(戦う)、sadhana(霊的修練)という意味があります。
霊的修練のために戦うことの象徴です。

ヴィラータVirataは、
サンスクリット語のvi-raj(法則、支配、輝かしい方へ向かう)などの意味があります。
これはサマーディに向かう状態を表しています。

ドルパダDrupadaは、
サンスクリット語のdru(加速する、ペースを速める)とpada(歩み)を合わせた言葉です。
これは霊的目標に向かっての歩みを早めるために、
物質的な執着や感覚器官の制御を強化する役割を担っています。

カーシラージャKashirajaは、
サンスクリット語のkasi(素晴らしい)、raj(支配する、君臨する)に由来します。
正しく光の道を歩むということを意味します。
霊性進化の道に潜む多くの躓きの元となる罠にひっかからないようにする役割を担っています。
チェーキターナChekitanaは、
サンスクリット語のchit(現れる、思えておく、記憶)という意味があります。
霊的な記憶を象徴しています。
チェーキターナは、
神を忘れてしまった幻想(マーヤ)の世界と肉体を自分だと勘違いする状態から
霊的記憶を呼び起こさせる役割を担っています。

勇敢なウッタマウジャUttamaujasは、
サンスクリット語のuttama(首長)、ojyas(エネルギー、力)を合わせた言葉です。
霊的進化において、
エネルギーを正しい方向へとコントロールすることはとても重要になります。

これらの戦士は
人が霊性を高めていく上で
必須の項目になっていきます。

その一つ一つを
読む人は
読むだけではなく、
自分の中に見出して
活かしていかなければなりません。

そのような意味で
この節を
さっと
読み飛ばしてはいけないのです。

読み飛ばしてしまうのであれば
聖典の意味を全く理解していないことになります。

バガヴァッド・ギーターは
特に
ヨーガの先生であれば
絶対に必要な書になりますので、
ヨーガを正しく教えるのであれば
是非読んで理解していただきたいです。

「ヨーガ・スートラ」をヨーガの理論だとすると
「バガヴァッド・ギーター」はヨーガの実践の書。

まだ続きますが、

細かすぎる解説の回では
閲覧数が激減するので、
省くか
少しここで休憩しましょう。

今のところ
閲覧数から見た脱落率80%。

まだ第一章を始めたばかりのところで、
ほとんどの人は
脱落しています。

まだ私についてこれますか?

光の魂たち 植物編 人の霊性進化を見守る植物たち
森井啓二
きれい・ねっと
2018-11-11


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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