神の詩 第一章第八節 2/4

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神の詩 第一章第八節 2/4

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カルナの続きからです。

カルナは、
師匠にブラフマーストラの技の伝授を願いますが、
バラモンか、クシャトリヤ以外には
その神技は授けられないことから
拒否されてしまいます。

その後、
カルナは
山奥にいる最高のバラモン兵法者パラシュラーマの元に、
バラモンであると身分を偽って
弟子入りします。

そこで、
一心不乱に修行して、
ブラフマーストラの技を伝授され、
ヴィジャヤという強力な弓を授かります。

ところが
しばらくして、
パラシュラーマ師匠に、
カルナがバラモンでないことがバレてしまいます。

カルナが嘘をついていたことに怒った師匠は、
授けたブラフマーストラの扱い方の記憶を失うであろう、
と予言します。

そして
パラシュラーマ師の下を追い出されました。

そして
ドゥルヨーダナの元で保護されて暮らしていました。

パーンダヴァ兄弟とカラウヴァ兄弟たちの弓の師匠であるドローナは、
両王子らの武芸の腕前を披露するために
ドリタラーシュトラ王の御前で
武術披露会を開催します。
カルナは、
その武術疲労会に飛び入りで参加します。

武術では
国内随一のアルジュナが神技を見せる中で、
カルナはアルジュナに対抗して同じ技を披露します。

しかし、
アルジュナとカルナが対峙したところ、
素性の不明な者が王族と決闘することが許されないと、
クリパに指摘されます。

そこで
アルジュナを憎み負けさせたいドゥルヨーダナは、
その場でカルナにアンガの土地を与え、
アンガ王に即位させます。

これで王族同士となったカルナとアルジュナが対決する体制になりましたが、
カルナの養父アディラタが会場に現れました。

それをビーマが目撃し、
「御者の息子が、アルジュナと決闘する資格はない。」
と指摘して、
決闘は果たされないまま試合は解散となりました。

カルナは、
アルジュナに対する敵対心をさらに募らせます。

パンチャーラ王ドルパダが催した娘ドラウパディーの婿選式にも、
カルナは参加します。

ここでもカルナは、
ドラウパディーを嫁にすることが出来ずに、
アルジュナに敗北を喫してしまいます。
この後、
ドゥルヨーダナが計画したイカサマ賭博の後でも、
カルナはパーンダヴァ兄弟の妻となったドラウパディーを奴隷扱いして、
公衆の面前で辱めを行います。

この非人道的な扱いを目の前にしたアルジュナは、
カルナとその部下を自分の手であの世へ送ることを誓います。

それからもカルナは、
ドゥルヨーダナと組んで悪行三昧を行い、
カルナは、
アルジュナを殺すことを宣言します。

「あなたが一番嫌いになった人物の人生とその活動の中に、あなたが崇拝する神由来の聖なるものを見出すことができないうちは、あなたはまだ正しく考え始めていないことになる。」
エドガー・ケイシー1776-1

パーンダヴァ兄弟が追放されてから、
ようやく十三年目に入る時期となりました。

その頃、
アルジュナに勝利を与えようとするインドラ神は、
カルナを不死身から解こうとして、
カルナの黄金の鎧をインドラ神の持つ神の槍と引き換えさせる計画を立てます。

カルナは、
バラモンから施しを請われると、
必ず何かを与える優しい心も持っていたのです。

インドラ神は、
カルナのその性格を上手く利用しようとしました。

これを事前に察知していたカルナの父である太陽神スーリヤは、
息子のカルナに対して
「どんなに良い条件を提示されても、黄金の鎧だけは絶対に脱いではいけない。それでお前は命を失うだけでなく、パーンドゥ兄弟の勝利を決定的にするからだ。」
と忠告をします。

しかしながら、
カルナにとっては死よりも名誉を大切にしているため、
インドラ神の願いを聞き入れます。

カルナは、
黄金の鎧と耳飾り失ったことによって戦場で倒れるのであれば、
自分の名誉は一層輝くことはあっても、貶められることはないと考えます。

さらにカルナは、
自分の腕前はアルジュナよりも優れており、
師から授かった武器で宿敵アルジュナを倒すことが出来ると思っています。

そのため、
カルナは、
太陽神の忠告を聞き入れませんでした。

ある日、
インドラ神はバラモンの姿に変身し、
カルナが沐浴している時に現れました。

そして
バラモンは、
彼の黄金の鎧を欲しいと願います。

カルナは驚いて、
この鎧は自分の体と一体になっているために脱ぐことができないことと説明し、
別のものなら与えようと言います。

バラモンは、
他の物はいらないと、
カルナの鎧を要求し続けました。

この問答で
カルナはこのバラモンの正体がインドラ神であることに気がつき、
あえて
その要求に答えることにしました。

その代わりに
インドラ神の持つ絶対に的を外すことのない槍を引き換えに要求し、
インドラ神はそれを受け入れます。

カルナは、
苦痛をこらえて剣で体とつながっている黄金の鎧を切り離して、
インドラ神に手渡しました。

まだカルナの話が続きます。

カルナの人生から
何かを感じ取っていただきたいからです。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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