珍しいひと ~マイノリティな女~

私はなにかと“少数派”

多くのひとが、

「いい」
「おいしい」

と、
名前の知れた有名な会社のそれよりも、
あまり有名ではない中小企業の商品に
はなまるをつけるタイプ

そう、
自分の舌には絶対の自信を持っている

  その“自信”とやらに、
  根拠はあるのか...

そんな少数派を好む私は、

 いや、特に好んでいるわけではないのだが、
 なぜかそうなってしまうのだ

使っている物も廃番になることが多い

これがけっこう厄介なのだ

そんな私の乳がん

“明細胞がん(クリアセル)”という、
乳がんにはかなり珍しいもの

  乳がんの1~3%にみられるらしいが、
  それも定かではない

  未だそんなひとに
  巡り会ったことがない

  乳がんを専門にしている医師には、
  「間違いではないか」と
  言われたほどだ

これ、
実は卵巣がんにたまにみられるがん細胞

「化学療法も効かず、
 放射線治療も効果がなく、予後が悪い」

と知ったのは、
私が乳がんになって1年後のこと

もちろん、“乳がん”として調べても
なんの文献も出てこなかったので、

  主治医が調べてもわからなかったことが、
  素人の私が調べてもわかるはずもなく...

卵巣明細胞がんに罹たかたの
ブログで知った

先日、この明細胞がんに罹った、
卵巣がんの女性が、

「明るい名前のがんだけど、
 お先真っ暗ながんなのよー」

と、
めっぽう明るく語っていたのが
印象的だった

私自身も、

「なんでこんながんに?」

そう思ったが、この細胞、
“進行が遅い”ことが特徴らしい

「5年放置したにも関わらず、
 がんがそれほど進行していなかったのは、
 きっとこの珍しいがん細胞だったからだ」

と、そこだけはありがたく思っている

  いや、そもそも
  がんになったこと自体、
  ありがたくはないのだが...

“進行が遅い”ということは、
“再発も遅くに出てくる”ということで...

まぁ、これからのことは
わからないわけで...

“進行が遅い”ということは、
長生きできるかもしれないわけで...

  “長生き”か...

  どうなるんだろう、老後――

そして昨年発覚した、
“臼蓋形成不全”

すでに変形性股関節症を
発症していたのだが...

この“臼蓋形成不全”

実は、
まだよくわかっていないらしいのだが、
“先天性”と言われている

これ、なぜか日本人に多いらしく、
日本人女性の2~7%に見られるとか

  “多い”と言われていても“2~7%”

  幅があるのは
  やはりはっきりしていないのだろう

  ちなみに日本人男性では2%以下

  圧倒的に女性が多いことになる

この数少ない“2~7%”の中に、
私が入ったわけだ

「どこまでもマイノリティな人間だ」

と、おかしなところで関心した、
月曜の午後であった――

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Source: りかこの乳がん体験記

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