神の詩 第一章第十一節

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神の詩 第一章第十一節

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「そこで、あなた方は全員で各部署を固め、何としてもビーシュマを守れ。(十一)」

ビーシュマは、自我意識の象徴になります。

ビーシュマBhishmaは、
サンスクリット語のBhis(怖れ)

asmi (私、自我)
を合わせた名前になっています。

人の中に在る自我主義の象徴です。

自我主義自体は、
純粋なものであり
善いことにも悪しきことにも活用できます。

が、
今回の戦争では
人の中にある悪しき性質側を統括しています。

「私の」「私のもの」という思考が、
物質世界では神から人を離していくのです。

悪しき性質は、
何よりも自我を大切にします。

ビーシュマよりも先に生まれた7人の兄たちは皆、
地上に下りてまもなく天界へと帰っていきました。

でも
ビーシュマだけは、
地上に残ったのです。

これは、
先の7人はガンジス川に奉納されたこと(宇宙意識へ帰っていったという意味)、
ビーシュマだけがガンジス川に奉納されずに地上に残った話(人間に自我が芽生えて地上に残たこと)
によって象徴的に語られています。

また、
次の節でビーシュマは、
Kuruvriddha(クル族の最長老)
とも呼ばれています。

これは、
人が地上に下りた原初から芽生えた人間の自我の象徴としての意味が込められています。

自我意識が、
人を地上に留めたのです。

この自我意識は
決して悪いものではなく
意志次第で善きものにも悪しきものにも
変容させることができます。

明日は第十二節

「ドゥルヨーダナの士気を高めるために、クル族の最長老で勇敢な祖父のピーシュマは、
獅子吼して、法螺貝を吹き鳴らした。(十二)」

しっかりと内観してください。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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