2025年1月1日
乳がん告知から18度目の初詣――
2006年11月28日、
乳がん告知を受ける
年明けの手術を待つ年末年始
明けて1月1日、
生まれて初めて初詣に
初めてひいたおみくじは“大吉”
“病気(やまい)”に書かれていたのは、
『軽い。治る』だった
いやいや、
乳がんを5年近くも放置して、
“軽い”はずも“治る”わけもない
それでもそのとき、
その言葉は救いにもなった
「お守りも買おう。
母の分も一緒に」
そう、母も
甲状腺がんの告知を受けたばかり
たぶん、私が告知を受ける
2週間ほど前だったと思う
仕事も失った
これから手術・治療を
受けなければならない
その治療には
どれくらいお金がかかるかもわからない
そんな私が“お守り2つ”を買うのは、
少し勇気が要った
が、そんなことは言ってはいられない
母と同じお守りを買って帰った
母に、
「これ、お守り...」
と、渡すと、母は、
「え...?
あんたって、
こういう優しいところあるよね...。
ありがとう」
と、涙ぐんでいた
『私はいい。
もう5年もがんを放置していたんだ。
でも母には生きていてもらいたい』
私と母はこのお守りを持って、
手術に向かった
それから8年後
母は死んだ
甲状腺がんによる、
肺転移と小脳転移だった
母の死後、遺品の整理をしていると
そのお守りが出てきた
「母はまだ
このお守り持っていたんだ...」
と、驚いた
18年前、
母のお守りと一緒に買ったお守り
3日前の初詣のとき、
どんど焼きをしてもらうため、
持って行った
これまで引いた、
おみくじ17個と一緒に...
なんだか、
もう乳がんが治りそうな気がした
“完治”と言われる日まで、
あと7年あるけれど
が、なんとなく、
もう終わりのような気がしたのだ
だから、あのときのお守り
そしておみくじも一緒に...
「ばいばい、乳がん」――
今朝、短い時間だったけれど、
幻日が現れた
うっすらとしか現れなかったので、
かなり見づらい
なので、ここ⇩
○の中に、小さな虹
夕方には、五日月
夕暮れの淡い空の色が美しい
きのう、月の左上に見えた金星は、
今日は右の下のほうへ
今日も、美しい空が観られたこと
おいしく食事ができたこと
楽しい時間を過ごせたこと...
すべてに感謝――
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Source: りかこの乳がん体験記
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