先日の誕生日
誘っていただいたランチ
“お洒落なカフェで平日にランチ”なんて...
おそらく、これが初めてかもしれない
そして、これからもあるかどうか...
...というのも、こんな街では、
都会のように“お洒落にランチ”なんて習慣はない
それに、日中仕事をしていれば、
“優雅にランチ”などしてはいられない
...が――
母が2度目の緩和ケア病棟に
入院した日のことだった
午前中に母を入院させ一段落したあと、
父と私は昼食を摂るため、
病院の近くのホテルへ向かった
5分ほど歩いただろうか
ホテルに着くと、
レストランはお客さんでごった返している
そのほとんどが女性客
年齢層は若干高めの、グループばかりだ
「こんな街でも、平日に
ホテルでランチを楽しむ人たちがいるんだ...」
と、その光景に驚いた
かろうじて空いているテーブルを見つけ席に着く
わいわいと楽しそうな笑い声が響く店内
余命幾ばくもない母を病院に残し、
口数少ない父と私――
なんとも場違いな感じがした
居心地が悪かった
私と父の席だけが、まるで別世界
私たち2人の空気が
暗く淀んでいるように思えた
あまりにも大きな差
あんな思いは、もうしたくない
苦い思い出の、ホテルランチであった――
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Source: りかこの乳がん体験記
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