昔、この街に、超有名な医者がいた
少し大きな病院の院長で、
今なら、“○○ハラ”になり兼ねないような怖い存在だ
聞いたところによれば、
朝の回診では、
入院患者はベッドの上で
正座をして院長を待たなければならないらしい
「患者がベッドの上で正座?」
と、驚いた
もちろん起き上がれない人は
寝たままでもいいようだが、
『白い巨塔』どころではない
「救急で運ばれても、
あの病院にだけは行きたくない」
と、市民の誰もが口を揃えていたほどである
その医師が、
私が中学のときの校医だったから最悪だ
学校では、4月には必ず“健康診断”がある
身長、体重、座高(今は座高の計測はないらしい)、
胸囲などの計測
そして医師による診察だ
診察は聴診器を胸に当てるなど、
いわゆる内科の分野になる
...ということで、生徒は全員、
『上半身裸』で診察を受けることになる
男子だけではなく、それは女子も同じ
中学の多感な時期に、
おっぱい丸出しにならなければならないのだ
なので女子は、
ざわざわと、うるさくなる訳だ
うるさくなると、
聴診器の音もきれいに聴き取れないのか、
それともただの怒りなのか、
医師が突然立ち上がり、こう叫ぶのだ
「静かにしろ!!
お前らのおっぱい見たって、
こっちはなんとも思わないんだ!!」――
今思えば、
「やっぱり、おっぱい、見てたんだ...」
上半身裸にする医者――
今ならあり得ない話である
いや、当時でもあり得なかったな...
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Source: りかこの乳がん体験記
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