おはようございます。
本日は、株式投資の悩みあるあるを1つご紹介します。
値下がりしたら購入しようとずっと考えていた金融商品が、実際に値を下げると思い切って購入できず、様子を見ているうちに価格がどんどん上昇して買い逃すというものです。
思い切って購入できなかった自分に対して、しばらく後悔の念が残るんですよね。
私など、何十回このパターンにはまったか分かりません。
今までの投資経験から、この悩みに対してどのように対処すべきかを検討してみます。
値下がりした商品の購入タイミングを探っているうちに価格が上昇して買い逃す悩み
株式投資で多いパターンは、
・目をつけている商品が値下がりしたら購入しよう
・実際に値下がりをしたが、「このままもう少し下がるかもしれない」と様子見
・様子見を決めた時点が最安値で、その後株価は上昇に転じて落ちてこない
後から取引を振り返った時に「あぁ、あの時に購入しておけばよかった!」と後悔しますが、過ぎた時間は二度と戻らないというものです。
すでにある程度ポジションを保有している株式ならば、値上がりによって自分のポートフォリオの金融資産も増えますので、まだ納得ができます。
今までに保有していない銘柄で、値下がり時に新規購入を検討していた銘柄であるほどその後悔は大きくなります。
これは私だけでなく、「損をしないためにより安く買いたい」という人間共通の心理ですので、ほぼ全員の投資家が経験済なのではないかと思います。
事前に買い足しルールを決めておこう
この悩みから解放されるには、やはり事前に自分なりの厳格な買い足しルールを決めておくしかないのだろうと思います。
頭の中でルール化するだけでなく、文章の形にして明文化しておき後から振り返られるようにしておくことが重要です。
私はこのルールを厳格に守るようにしてから、買えれば予定通り、買えなくても予定通りと割り切ることができるようになりました。
ちなみに、買い足しルールについてですが、広範囲に分散の効いたインデックス型の商品ほど早めに買い足すようにしています。
個別株の場合は、個別株特有のリスクがありますので、安全域をより広めにとるように意識しています。
要するに、個別株の場合は買い基準をより厳しめに設定するということですね。
明確な根拠なく、値下がりし続けている個別株にエイッと手を出すと、そのまま奈落の底まで突き落とされることが時にありますので、注意が必要です。
もちろん、そういった銘柄はごく一部なのですが、一度でも大ダメージを受けると金銭以上に精神的なダメージが大きいので注意しています。
機会は無限にあり、いつかまた転がってくることを忘れずに
仮にあるタイミングで投資できなかったとしても、優良銘柄であればその銘柄自体が消滅することはありません。
周期的に訪れる市場の調整局面において、いつかまた値が下がることもあるでしょう。
一方で、優良銘柄であればあるほど、一度買い逃すと次の買い足しタイミングが訪れるまでに時間がかかることが多いのも事実です。
ですから、優良銘柄であればあるほど「逃した魚は大きい」という後悔の念がついてまわるのですね。
しかし、逆に考えれば、自分の銘柄選択は決して誤っていなかったと考えることもできます。
きちんと銘柄分析ができる方であれば、逃した魚のことはいったん忘れて次の投資機会に目を向けた方が建設的ですね。
株式市場には買い逃した銘柄以外にも無限に投資機会は転がっていますから、あまりその銘柄に固執しすぎない方がうまくいくことが多いです。
1つの銘柄に固執しすぎると、その銘柄に関する情報をニュートラルに捉えることが難しくなってくるからですね。
まとめ
株式市場は年中休みなく動き続けていますので、1つの投資機会を逃したとしても別の投資機会が必ず転がってきます。
買い逃した銘柄に対して深い思い入れをしないほうがよいでしょう。
こんな記事も書いています。
VTやVTIのように広範囲に分散されたインデックス型商品であれば、細かな価格の差を気にしすぎる意味はありません。
いずれ日本のロボアドも手数料が米国並の0.25%まで下がるときが来れば、上記のような人間ならではの悩みからも解放されるのでしょう。
長期投資を考える場合、保有し続けるだけでお金が減り続けるババ抜きのババのようなファンドだけは絶対に避ける必要があります。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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