きのうブログを書きながら、
ホルモン療法（クエン酸タモキシフェン）の
ガイドラインが過去に変更になっていたことを思い出した
変わったのはいつだっただろう．．．
もう5年ほど前だろうか
当時、タモキシフェンの服用、
5年終了を目前にして、
「あと5年続けますか？」
そう主治医に告げられ、悩んでいた人がいた
「治療をはじめるとき“5年”と言われて、
その治療が終わる直前になって
“どうしますか？”って言われても．．．」
と、困惑していた
私がタモキシフェンを飲んでいた頃は、
まだガイドラインでは“5年”が標準治療だった
それは、
『5年服用してもそれ以上服用しても、
再発のリスクは変わらない』
と、言われていたから
それよりも長く服薬を続けることで、
婦人科への影響が大きいということで、
“5年”とされていた
が、
乳がんになった人なら誰でも知っているであろう、
10年経っても20年経っても残されている再発の可能性
25年経過してから再発した例もある
ガイドラインの変更は、
“10年服用で再発のリスクが下がった”
というデータが取れたためだ
．．．となると、“5年”で治療を終えた人たちは、
「私は大丈夫なのか？」
ということ
私もこの事実を知ったときは、不安になった
一番の不安は、
私のがん細胞が稀な細胞だったこと
あとは、長年がんを放置したこと
腫瘍が複数あったこと（たぶん3つ）
3つあった腫瘍は、
2種類の違うがん細胞だったこと
“晩期再発型”であること
“全摘”がセオリーだったが“温存”したこと
そんなことを考えていたら、
「私は本当に“5年”で大丈夫なのか．．．」
と、思った
が、あれほどつらい治療をやってきたのだ
何度も主治医と、
「やめる」「やめない」と話し合ってきたのだ
それでも治療を続ける選択をしたのは、
“再発をして、
治療をやめたことに後悔をしたくなかった”から
だから、
そんなに簡単に再発なんてされたらたまらない
信じよう、“5年”を――
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Source: りかこの乳がん体験記
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