臨床試験の問題点

外科医

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みなさん
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

癌治療において、
標準治療となるためには、
臨床試験でよい成績を出す必要があります

よい成績とはどういうことかと言いますと、

生存期間をいかに延ばすか
癌が進展するまでの期間をいかに延ばすか
で評価します

例えば、
ネクサバールという薬剤では、
治療をしない人に比べて、
2ヶ月程生存を延ばしたという事で

進行肝臓がんの標準治療薬となりました

生存期間や癌が進展するまでの期間という尺度で
本当に全ての治療の評価が出来るのか?

そして、それが本当に
実際に治療を受ける患者さま達が
求める治療なのか・・?

ここには疑問があります

癌がどれだけ小さくなるか
癌をゼロにどれくらいの割合できるのか

この尺度も本当はとても大切なのです例えば、

岩本内科で行う治療 New FP療法

臨床試験で良く使われる尺度である
生存期間も明らかにネクサバールなどに比べると
私のデータでは3倍くらい良いのですが・・・

それに加えて、
癌がどれくらい小さくなるかと言いますと
70%

癌をゼロにする力は
20%

患者さまにとって
癌が小さくなる事、そして
ゼロになる可能性がある事は
とっても意味があると私は思います

New FP療法の場合は、
癌がゼロの状態になった20%の方は
5年生存率が50%となります

未治療では半年から1年未満の状態で
70%の方が癌が小さくなり、
20%の方で癌がゼロになる

そういう希望のある治療方法の提案が
大切なのではないかと
私は思います

本日、ご紹介しますのは、

9か月前に
進行した肝臓がんが見つかった方
です

関西地方から来られました

来院時は
癌が門脈に入り込んだ状態
ステージ4a
です

1

New FP療法と門脈動脈同時塞栓療法の組み合わせで
3ヶ月程で
一度癌はゼロに

9ヶ月の経過で
小さな再発が出現しましたので

2

今回改めて、
門脈動脈同時塞栓療法を行いました

全ての癌に薬剤がしっかりと貯留した事を確認し
終了
です。

3

技術力の必要な質の高い治療を組み合わせ、
その中で、内服の薬剤も組み合わせて

集学的な治療を行っていく

それが
ガンちゃん先生流の治療戦略
です

本日も、治療がたくさん待っています
さて、ガンばりますか

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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