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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

人には限界を超えてもガンばりたいときがあります

がん治療においても
標準的な治療はもうほとんど無いのは
じゅうぶん分かってはいるんだけど、
誰かのために、もう少しだけでもガンばりたい

そう思うときがあります
そして、そう思うのは当然なことだと思います

もちろん、医学も万能ではありませんので、
限界はありますが、
私は、そういう患者さまの切実な思いを無下にはしたくない
ただただそう思います

そして、
癌カテーテル治療は、
その思いに応える、治療でありたいと思います

去年から使い始めた
ReMAPと呼ばれる新しい動注用留置カテーテルは
そういう思いに応える治療デバイス
かもしれません

カテーテルを挿入できる動注用ポートなのですが、
理論上、どの動脈、血管にも
カテーテル治療を繰り返し行うことができます

先日、私が訪問させて頂いた奈良県立医大の先生が
このReMAPを開発してくださいました

もともと、私自身はReMAPの元となった
久留米中央病院で開発されたSystem-iという治療方法を、習得していたので
ReMAPの登場以来、よく使っております

まだ日本国内でも限られた施設で使われる程度ですが、
非常に可能性のある医療デバイスだと思います

ご紹介する患者さまにも、ReMAPを使って治療しています
非常に稀な悪性腫瘍を患われ、
一般的な治療方法ももはやなく、
前医でカテーテル治療を受けられていた状況で
岩本内科医院に来られました

肝臓内に多発する癌があるのですが、
肝動脈以外にもたくさんの動脈から癌が栄養されています
これに対して繰り返し、持続的にいろいろなカテーテル治療を行うには
ReMAPの他ありません

中肝動脈、
スライド7

左胃動脈から分岐する左肝動脈
スライド6

左下横隔動脈
スライド4

右下横隔動脈
スライド3

中副腎動脈
スライド2

腸からの肝臓内の癌への動脈
スライド5

これらそれぞれを治療します

ReMAPで治療するのは
通常の手技に比べるとだいぶ難しくはなりますが、
やれないことは全くありません

治療する側は、ちょっと大変で、きついだけです・・笑
患者さまの負担はだいぶ少ないと思います

この患者さまも
基本的には月に一度程度、4日だけ入院し、出来る限り、時間を大切に過ごされています

岩本内科は、治療するということだけでなく、あらゆる面から
患者さまのガンばりたいを
支える医院でありたいです

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。
Source: ガンちゃん先生奮闘記

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