乳がんの治療が終わり、
体調が悪いまま、
どれほどの月日が流れたか．．．
いっときは少し体調が戻った時期もあったが、
ここ2年．．．1年．．．半年と、
なんだかどんどん悪くなっているような気がする
「このまま一生が終わるのか．．．」
．．．と、思う
一生のうちの半分以上は、
体調が悪い人生で、
一生のうちの半分以上は、
“乳がん”という荷物を背負って歩く人生だ
たまにはそんな荷物をすべて下ろして、
スタスタと軽快に歩きたい
「一度がんを経験すると、
体調は元には戻らない」
と、よく耳にする
母もそうだった
手術の傷あとも痛がっていた
再発がわかる前でも、
時折、体調も悪そうにしていた
私はそんな母の姿をいつも目にしていた
そして私も、体調は悪いまま
まぁ、傷の痛みは仕方がないとしても．．．
以前、乳がんの手術をしたある女性
術後、ホルモン療法を開始したのだが、
薬が合わず、2か月で服用をやめた
が、
「5年経った今でも体調が悪い」
そう言っていた
『彼女はどうしているだろう．．．』
と、時々思い出す
それだけ
“がんをやっつける”ということは、
大変なことなのだろうな
本当に手強い相手だと思う、
“がん”ってやつは．．．
たまに体調がいいときの“幸福感”は、
2倍にも3倍にも感じられる
それが、たまらなくありがたく．．．
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Source: りかこの乳がん体験記
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