神の詩 第二章第十六~十七節 3
「実在しないもの(肉体)は存在せず、実在するもの(アートマン・真我)は消滅しない。真理を知る人々はこの両方の事実を理解している。(十六)」
「この万物に遍在するものは不滅であることを知れ。誰もこの不滅であるものを破壊することができない。(十七)」
続きからです。
「シュヴェーターシュヴァタラ・ウパニシャッド」の中には
「一本の髪の毛の先端を百等分し、
その一区分をさらに百等分する。
これが魂の大きさである。」
と記されています。
この魂は、
物質的原子や素粒子とは違う
精神的粒子または霊的原子ともいえるもので、
この宇宙に無数に存在しています。
人の中にも動植物の中にも、
細菌にもウイルスの中にも
存在しています。
人も
物質的な肉体だけで成り立っているわけではなく、
この精神的粒子(霊的原子)があってはじめて機能する仕組みになっています。
これが入っていない肉体は、
死体と呼ばれます。
「ムンダカ・ウパニシャッド」
には次のような記述があります。
「魂は、精神的粒子(原子魂、霊的粒子)で構成され、
これは完全な知識を得る段階まで達した人だけが
看破できるものである。
この粒子は、
心臓の位置に在り、
体内の五種の氣
(プラーナ、アパーナ、ヴィヤーナ、サマーナ、ウダーナ)
の流れによって
体内を巡り、
生物体の肉体に影響を及ぼす。
この氣の流れが穢れを祓い、
清浄になった時に、
魂の本性が発現する。」
現代の量子物理学が
どんなに発展しても
物質面からの素粒子の解明は進んでいくことでしょう。
でも
物質世界で探求する限りは
同じアプローチ法で
霊的原子を探求することは
不可能なのです。
太陽が光を放ち、
つまり無数の光子を放出して宇宙の隅々まで届くように、
創造主からは
原子魂が無数に放出されているのです。
続きます。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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