神の詩 第二章第十八~二十一節 3

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神の詩 第二章第十八~二十一節

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「この肉体は有限であると言われるが、ここに宿る者(アートマン)は永遠・不滅で無限である。だから戦え、アルジュナよ。(十八)」
「アートマン(真我)を殺害者と考える者も、殺されると考える者も、どちらも無智で
ある。アートマンは殺すことも殺されることもない。(一九)」
「アートマンは生まれることも、死ぬこともない。始まりも、終わりもない。不生・永
遠・不変であり、太古から存在する。肉体が殺されても、アートマンは殺されない。
(二十)」
「アルジュナよ、アートマンは不滅・永遠・不生・不変であると知る者は、誰かを殺し
たり、誰かに殺されたりすることができようか。(二十一)」

続きです。

集会に列席した王たちは皆、
クリシュナとパーンダヴァ兄弟たちの高貴な思いに感動しました。

そして
参加者たちは、
敵だと思っていたパーンダヴァ兄弟に好感を持つようになっていました。

それでも、
目の前のカウラヴァ兄弟の宣戦布告に
異議を唱える勇気のある王は、
誰もいませんでした。

さらに
クリシュナは、
和平交渉の他に、
パーンダヴァ兄弟のためのさまざまな提案を
ドリタラーシュトラ王に語りました。

ドリタラーシュトラ王も、
実は、
パーンダヴァ兄弟が正しいこと、
自分の実の息子であるカウラヴァ兄弟が悪しき行動に出ていること、
それによって
国が大きな混乱に陥るであろうことも
知っていました。

でも、
ドリタラーシュトラ王は、
実の息子たちの邪悪な力に抵抗できず、
屈するしかありませんでした。

ドリタラーシュトラ王は、
どうすればよいかわからなくなり、
休憩時間を要求。

クリシュナは、
休憩時間も王に寄り添い、
説得を続けます。

そして、
王は少しずつ心変わりをし始めました。

それを察したカウラヴァ兄弟とカルナたちは、
クリシュナを捕えて拘束するために動き出しました。

それによって
王は、
カウラヴァ兄弟の邪悪な力に従うことになり、
クリシュナは
パーンダヴァ兄弟の元へ帰還することになります。

クリシュナは、
神としてではなく、
人として動き、
人のあるべき姿を示したのです。

これは、
今の世界の縮図でもあり、
エネルギー世界の縮図でもあり、
今の人の心の中の縮図でもあります。
「あなたのことを罵倒したり、悪口を言ったり、さらには策略を巡らしてあなたに悪事を働く者たちをも、許しなさい。なぜなら、これらの人々を許さずして、いったいあなたは神にどのように許してもらうつもりなのか。」エドガー・ケイシー792-1

「何よりもまず、心を込めてお互いに愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆ってくれる。」ペテロの第一の手紙4-8

「最後に言う。あなた方は皆、心を一つにして、同情し合い、兄弟愛を持ち、慈悲深く、謙虚でいなさい。」ペテロの第一の手紙3-8

この戦いは、
かつての聖地が穢されてしまった土地における、
金と権力に象徴される欲望と、
神の恩恵との戦いです。

このクリシュナの
「戦え」
という言葉で、
読み手はこの物語が
外の世界の戦争ではなく、
自分の内側の世界の戦いであることが
再度明確にされます。

非暴力のはずが、
殺人?という
一見文字通りの解釈では
矛盾するかのように思えますが、
ここで明確にされます。

この言葉は、
次の第三章カルマ・ヨーガへと引き継がれます。

続きます。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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