祖母の家の草引きしながら、
医療は、暮らしを守るのか壊すのか、
医療は、暮らしを人生を支えられるのか、
医療は、下支えであるべきではないのか、
グルグルグルグル考えた。
そんな時、92歳のおばあさんが、
道に迷っておられ、声をかけられた。
友人に会うために
待ち合わせの郵便局を、
探しているという。
郵便局までお連れすると近くには、
お仲間が郵便局に現れない彼女を探していた。
あんた、どこ行ってたん?
あんたの言うた場所行ったら郵便局ないやんか!
あんたが間違ってんねヤッテ。
あんたの説明が悪いねん。
ほんま、アンタらこの人に感謝しいや。
なんでやねん、あんたが感謝しいや。
楽しそうに言い争うのを横目に
ボクはコレで失礼いたします。
とお三人さんに声をかけ、
草引きの続きに戻ってきた。
さっき、グルグル頭を巡っていたことは、
どうでも良くなった。
結局、また、このことに頭が戻っていた。
ボクらの取り組むザイタク医療は、
やはり、皆さんとともに、
育てるものに違いない。
思い上がってはいけない。
今日は、この曲です。
良かったら聴いてください。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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