“完全看護”という言葉が使われていた時代。

ふと、思い出した

そういえば昔、
“完全看護”と言われていた時代があったことを――

今は入院をすると、
当たり前のように看護師さんが看てくれる

しかも、
一人一人の患者の生活環境や生き方を考えた、
手厚い看護である

が、私が子どもの頃、身内が入院をすると、

「やれ、誰が看る」
「やれ、誰が病室に寝泊まりする」

...という話になった

そしてその“付き添い”は当然のことながら、
“女性の役割”であった

が、この“完全看護”という言葉

実は戦後のほんのいっとき、
使われていただけのようだ

  確かに、私が聞いたのは子どもの頃

  祖父母や両親の間では、
  まだその名残りがあったのだろう

その後も誰かが入院すると、

「その病院、完全介護なの?」

そんな会話がお決まりのようになっていた

ひと晩、
病院に泊まり込むつもりで準備した家族が、

「病院の方ですべてやりますので、
 帰っていただいて大丈夫です」

と、やんわりと断られた人もいた

今では懐かしいそんな話

ナースコールを押せば来てくれる看護師さん

看護師さんの激務に、
頭が上がらない入院生活でもあった

  中には
  やたらとナースコールを押す患者もいる

  そんな状況を見ていたら、
  申し訳なくて押せなかったな...

母が緩和ケア病棟に入院し、
“余命1週間”を告げられたとき、

「病室に泊まることもできます」

そう看護師さんに言われた

「残された時間を、
 少しでも一緒に過ごしてください」

と...

  ヤベ...、泣けてくる

そういえば私が子どもの頃、手術をしたとき、
母が一晩病室に泊まってくれたことがあったっけ

母の命日が近くなると、いろいろと思い出す

ただ母の死を待つだけのこの時期は、
本当につらい時期だった――

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Source: りかこの乳がん体験記

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