“終戦の日”
あれから76年――
「今でも飛行機の音が聴こえると、
ドキッとする」
と、昔、母が言っていた
まだ子どもだった私は、
「飛行機の音が聴こえたら楽しいのに、
なんで?」
と、思った
ほとんどの子どもはきっと、
飛行機の音が聴こえてくると
わくわくした気持ちで空を見上げると思う
そして、飛行機を探す
その姿を目にできたら、なんだか嬉しい
いや、私は今でも飛行機の音が聴こえると
空を仰いでしまう
飛行機を探してしまう
が、母は違った
それは、母がまだ幼い頃、
戦争を体験していたからだ
母にとっては、“飛行機の音=B29”
「敵国の飛行機が来たから隠れなさい」
という、あの当時の記憶が蘇るのだそうだ
「夜は敵に居場所を知られないよう
(爆弾を落とされぬよう)、
家の電気を消し、
窓から灯りが漏れないようにした」
と、聞いたこともある
映画やドラマで観たことがある、
“防空壕”や“防空頭巾”も、
母にとっては現実そのものだった
『神風特攻隊員たちの遺書』
これが現実だったのだ
何度見返しても、
心が張り裂けそうになる
涙が止まらなくなる
「切ない」という言葉だけでは
片づけられない何かが残る
語り継いでいかなければならない事実だと思う
乳がんにならなければ...
“死”を身近に感じることがなければ、
きっと、もっと、“命の重さ”、“命の尊さ”を
軽んじていたかもしれない
この動画に寄せられている多くのコメントにも
心を動かされる
1日1回、応援のクリックお願いします
日々の励みになります
両方押していただけると嬉しいです
↓ ↓
人気ブログランキング にほんブログ村
★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら
★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から
Source: りかこの乳がん体験記
コメント