“がん”は、長い
“一生一緒”と言っても過言ではないかもしれない
がん告知を受けたとき、
「“がんは手術して終わり”という、
病気ではありません」
そう言っていた看護師さんの言葉を
重く、現実のものとして感じさせられる
“がんサバイバー”という言葉がある
個人的には、
あまり好きではない言葉なのだが...
“サバイバー”を訳すと、
○生存者
○生き残った人々
○逆境に負けない人
という意味になる
そのことから、
○がんの治療を終えた人
○がんを克服した人
そんなイメージがあるが、
実は“がん”の場合は、
『“がん”と診断された瞬間から
生涯にわたって使われる言葉』
なのだ
家族、友人、ケアに当たる人たちも、
患者のサバイバーシップ*体験から
強い影響を受けるため、
“がんサバイバー”に含まれる
*)がんサバイバーシップとは――
がんの状態によらず、
“がん”と診断されたあとの
すべての経験を意味する
(国立がん研究センター、
がんサバイバーシップガイドライン、
『がんサバイバーとは(一般的な理念)』
『がんサバイバーシップ(一般的な理念)』より)
なので、一生“がんサバイバー”
病気は“ハンデ”とは思いたくないが、
一応“ハンデ”とされているようだ
そこには、治療を終えても
様々な“課題”を抱えて
生活をしていかなければならない現実があるから
仕事や恋愛、結婚、出産、
周囲との関係や家族の関係、経済的な問題、
未だ残るがんへの偏見
そして最大の課題は、
なんといっても“再発の不安だ
改めてこうして言葉にしてみると、
がんサバイバーが
抱えて生きていかなければならないことが
あまりにも多いことに気づかされる
家族のこと、
仕事のこと、
職場の人間関係、
治療費のこと
そして、他人の心ない一言に傷つき...
みんな同じ思いをしている
病と向き合い、
治療の副作用と闘うだけでも精一杯
たくさん泣いて、
たくさん足掻いて、
そんな中でも、
自分らしく生きることをみつけて、
今、生きていることに感謝をして、
そんな思いを抱きながら、
みんな生きている
そんな姿は、
きらきらと輝いていると思う
美しいと思う
たくさん泣いた分、
きっとひとは優しくなれる
たくさん泣いた分、
きっとひとは他人の痛みがわかる
たくさん泣いた分、
きっとひとは笑顔の大切さを知っている
たくさん泣いた分、
きっとひとは強くなれる
胸を張って生きていこ――
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Source: りかこの乳がん体験記
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