人間に備わっている、
“自然治癒力”という能力
怪我をすれば傷を癒し、
風邪をひけば、治してくれる
そして、私たちがかかった“がん”
“人間の身体のなかで、
1日に5000~6000個のがん細胞がつくられている”
と、言われている
それらをやっつけているのが、“免疫力”
私たちの身体は、日々、
細菌やウイルスと戦ってくれているのだ
が、残念なことに、
やっつけられない細胞が塊となり腫瘍をつくる
ちなみに――
1個のがん細胞が1cmの腫瘍になるには、
大体、30回の細胞分裂が必要だと言われている
その期間、約10~20年
細胞が倍、倍...に増えることを考えれば、
2cm、3cmになるまでは、
それほど時間がかからないということになる
(急激に腫瘍が大きくなる)
私の場合も、
みつけた当初、1cmに満たなかったがんは、
3年を過ぎたあたりから急速に大きくなった
がんも細胞レベルでは、
免疫力でやっつけられる
が、塊を形成してしまうと、
さすがに自分の身体に備わった力だけでは
戦いきれない
そこで、“薬”が必要になる
それが、乳がんでいえば、
ホルモン薬や化学療法などだ
薬は、
『自然治癒力の手助けをしてくれるもの』
だと思っている
『自分の力だけでは治せない病気を
一緒に治してくれるもの』
だから、きっと、どちらが欠けても治せない
バランスのいい食事や適度な運動、
ストレスを溜めないなど、
いわゆる“免疫力をあげること”も必要だと思う
楽しむこと、
おいしいものを食べて「しあわせ」と感じること、
笑うことも大切
が、それだけではがんは消えてはくれない
いつの時代にも、
「病院の薬には頼らない」
と、
化学療法や治療を拒絶する人が
少なからずいる
「免疫力で治す」
「食事で治す」
決まってそんなことを口にする
が、当然のことながら、
その末路は哀しい結末である
“奇跡”と呼べるものは、
きっと、数パーセントにも満たないだろう
治療をしたくても薬がない人もいる
私は母を甲状腺がんで亡くした
転移をした母には、
もう治療法がなかった
「生きたい」
「治療をしたい」
と、模索している母に、
待っているのは“死”しかなかった
『“免疫力”で身体の中のがんを消す』――
それは、限りなく不可能に近い
いや、“不可能”である
がんは、自然治癒力で治るほど、
簡単なものじゃない
以前、
「がんは自分でつくったものだから、
自分で治す」
そう言って、病院の治療を拒んだ女性がいた
彼女は今、どうしているだろう――
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Source: りかこの乳がん体験記
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