神の詩 第三章十六節 

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神の詩 第三章十六節

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「この世でこのように回転する輪(チャクラ)に従わず、罪深い生活を送り、感覚を楽しむ者は、アルジュナよ、空しく生きる。(十六)」

ここもとても深い文章です。

宇宙も
あらゆる創造物も
すべてが
エネルギーで出来ています。

エネルギーは
常に流動的であり、
調和的に機能していれば、
美しい循環、
美しい回転運動があります。

私たちが
「輪」
という時、
さまざまな輪があります。

真理の輪、
行いの輪、
人生の輪、
霊的中枢の輪、
生命の輪、
輪廻の輪、
魂の輪、
宇宙循環の輪

など。

私たちの身体の中でさえ、
血液循環やリンパ液循環、
呼吸の循環
エネルギー循環など
さまざまな輪があります。

その輪も、
善い方向にも
悪しき方向にも
回転することができます。

この物質宇宙自体も、
法則性を持って
ゆらぎを持った回転の中に在ります。

天の摂理に沿って生きていれば、
エネルギーの輪は
美しく回転します。

私たちの意識の中に
エネルギーを調和させる力があるからです。

輪から外れるとは、
天の摂理から外れること。

感覚器官に溺れる場合には、
エネルギーの流れに乱れが生じます。

エネルギーの方向性が逆に動くからです。

エネルギーの方向性が、
天の摂理に沿っていない場合には、
刹那的な至福

が容易に得られるのと同時に
大きな苦しみを伴うことになります。

結果的に、
虚しさが大きくなります。

天の摂理に沿ったエネルギーの流れは、
自我を持っている場合には
困難ではあるものの、
大きな至福を伴うことになります。

個々の魂としての大きな輪には、
神から離れて地上に下りて、
再び神と合一する輪があります。

それは
悠久の年月を費やす
大きな輪になります。

小さめの輪には、
人生の輪があります。

これは
北米先住民たちが人生を学ぶ
「聖なる輪」
メディスン・ホイールとして上手く活用しています。

輪の流れに乗って生きることは、
すべてと繋がり合い、
循環する、
神の法則に沿った生き方であるからです。

メディスン・ホイールでは、
誰もが、
一生をかけて
自分の人生の輪を回ります。

その過程で、
身体、
精神、
魂の課題を学んでいきます。

それぞれの輪には
そのステージにふさわしい動物や植物、鉱物がいます。

創造神は、
直接人間に話しかけずに、
動物たちを始めとする自然界の存在を人の元へ送り、
それらの中に
神を見るように促しています。

人はこうして
輪の中で自分に必要な資質を学び、
同時に
すべての生き物への愛と敬意を学んでいくのです。

北米先住民たちは、
すべてのものに輪を見出しています。

話し合いの場でも、
輪を作ります。

輪であれば、
右隣に反対する者がいても、
左隣には賛成する者がいます。

善きことは
輪を回りながら増幅され、
悪しきことは
輪を回りながら消えていく
というイメージを持っています。

輪を巡る動きには、
浄化する力があるからです。

「我々の生活はすべてが円の中に在る。万物は常に円の中で働き、あらゆるものは円になるように動く。天空も、地球も、星々も丸い形をしている。風も渦を巻いて吹いてくる。鳥も丸い巣の中で安住し、季節も大いなる円を描いて巡ってくる。」ブラック・エルク、北米オグララ・スー族
「感覚を楽しむ者は、空しく生きる。」
物質世界に顕現された物質は、
真の実体を模倣した玩具のようなものです。

宝石や贅沢品ばかりを追い求めるために生きるのは、
砂漠にいて蜃気楼のオアシスを追いかけているようなものです。

喉の渇きを癒すために、
必死になって蜃気楼を追い求めても、
オアシスの幻影は幻影ですから、
喉の渇きを潤わせることは出来ません。

探し求める場所が違うのです。

人は、
物質的な幻影ばかりに目を奪われていないで、
見えない世界での
本物に
目を配るべきです。

霊的で永遠なる至福を物質世界に求めることは、
砂漠の蜃気楼を目指して
彷徨い続けているようなものです。

「真理は法則であり、法則は愛であり、愛は神であり、神は法則と愛です。これは真理の輪といえるものです。」エドガー・ケイシー3574-2

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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