≪私の記録 280≫ 母の甲状腺がん、再発の疑い ~がん患者として、がん患者の家族として~ ③

私だって
ホルモン剤の影響で体調がよくないのに、
母にわかってはもらえない

娘が苦しんでいることに
気づいてすらいないのかもしれない

私も胸がモヤモヤして
最近また咳が出ているのに、
なんの気遣いの言葉もない

きっと、
咳にも気づいていないのかもしれない

そしてその咳は、
“肺転移”という現実があるという知識も
ないのだろう

私の場合は、“がん患者”でありながら、
“がん患者の家族”でもあるわけだ

正直、自分のことでいっぱいいっぱいなのに、
母のことまで考えなければならないのは
きつい...

だから母にも自立をしてほしい

そして娘である私もがんであることを
少し考えてほしい

いや、がんであることは
わかってはくれているはずなのだが...

「がんは、本人だけではなく、
 家族も一緒に闘っていくもの」

とは云うけれど、
家族にがん患者がいると
周囲がこんなに疲弊するとは
思ってもいなかった

...とはいっても、
きっとこれくらいは
まだまだ序の口なのだと思う

これくらいで音を上げていては
もっと大変な思いをしている人たちに
申し訳ない

きっと、一緒に暮らしているから
嫌な部分が多く見えるのだと思う

一緒にいるから、
家族だから、
甘えも出るしわがままなにもなるし、
きつく当たるのだと思う

きっと私のわがままだ

私は現実から逃げようとしているのかもしれない

やっぱり私はこの世に存在しない方がいい

そうしたら、
きっと母もあんな言葉を吐かずに済む

母の中に、

「あんたなんか産まなきゃよかった」

という気持ちが
心の奥底にまだ眠っているのかもしれないな

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Source: りかこの乳がん体験記

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