秋は
さまざまな色彩に
心寄せる季節。
さまざまな色彩に
心寄せる季節。
いままで気が付かなかった色にも
美を感じることが
多くなります。
秋は
人生で言うと
ピークを越えて
晩年にさしかかる時期。
さまざまな内的感性が
開いていく時期にあたります。
今日の写真は、
今週
同じ日の
同じ時間に
同じ場所から撮影した
夕焼けの山々の色の変化です。
日の入りの光の動きによって
毎瞬山の色は変わっていきます。
桃花色から唐紅色(からくれない)に変わる富士山。
燃えるような赤。
乙女色、そして紅梅色から長春色に変わる蓼科山。
優しい色合いです。
優しい色合いです。
柿色から赤銅色に変わる横岳。
強そうな赤。
強そうな赤。
同じ夕焼けに染まる赤でも、色が違う。
静寂の中で見る赤は、
赤という一色ではなく、
無数の赤色で表現される世界
でした。
赤という一色ではなく、
無数の赤色で表現される世界
でした。
日本には、
さまざまな赤色を表現する美しい言葉があります。
茜色(あかねいろ)、梅重(うめがさね)、薄桜(うすざくら)、朱色(しゅいろ)、桃花色(ももはないろ)、桃色(ももいろ)、鴇色(ときいろ)、海老色(えびいろ)、柘榴色(ざくろいろ)、紅の八塩(くれないのやしお)、薔薇色(ばらいろ)、朱華(はねず)、紅葉色(もみじいろ)、紅唐(べにとう)、真紅(しんく)、撫子色(なでしこいろ)、柿色(かきいろ)、京緋色(きょうひいろ)、海棠色(かいどういろ)、銀朱(ぎんしゅ)、緋褪色(ひさめいろ)、濃朽葉(こいくちば)、赤香色(あかこういろ)、長春色(ちょうしゅんいろ)・・・。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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