神の詩 第四章十七節 15

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 神の詩 第四章十七節 15

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「行動について知ること、禁じられた行動について知ること、定められた行動をしないこと(無行動)について知ることが必要である。行動の道は奥が深い。(十七)」

続きです。

ニヤーマ

ニヤーマ3:苦行(タパス)

「苦行により、身体と感覚器官の穢れが祓われ、超自然力が得られる。」
ヨーガ・スートラ第二部43節

「祭祀、布施、苦行の活動は放棄してはならず、行うべきである。実際に祭祀、布施、苦行は偉大な魂さえも浄化する。」
バガヴァッド・ギーター第十八章五節

タパスは、
一言で
「苦行」
と訳されますが、
禁欲と同様に
誤解されやすい言葉です。

苦行とは、
苦しい修行を行うという
狭義の意味ではありません。

タパスの語源は、
「焼却する」
という意味です。

清浄が
水の元素の力を借りるとすると、
苦行は
火の元素の力を借りて穢れを祓う行為です。

苦行は、
神に向かい、
一つのことを一生懸命に行い、
成し遂げること
を意味します。

これは
火の元素の特徴でもあります。

スポーツでさえ、
苦しい練習を積み重ねて、
目標に達します。

真理を得るのは
さらに
困難を伴う道であり、
楽に得られることは
不可能です。

それは
社会から引き籠って、
特別な秘儀を使うことではなく、
社会の中において、
日常生活の中において
自分のやるべきことをやることです。

苦行に立ち向かう本当の勇者とは、
勇ましく無理なことに突き進む人でもなく、
過酷なことに挑戦する人でもありません。

真の勇者とは、
日々の暮らしの中での一瞬一瞬を、
丁寧に
心を込めて
無償の愛で生きる人のことをいいます。

それは、
強い勇気を持って苦難と向き合い、
今まで慣れ親しんだ自我や過去や執着、自我由来の欲を
すべて
手放さないとならないからです。

多くの人は、
外の世界には勇気を持っても、
内なる世界に向かう勇気はないのですが、
一生懸命にやる価値は、
間違いなくあります。

続きます。

次の
ニヤーマは:
スヴァディアーヤ
聖典の読誦・自己探求
です。

各自、他の人に
どう簡潔に説明してみるか
ぜひシェアしてください。

大部分の人が追い付かなくなりました。
少し休みましょう。

今後も
すべての叡智を
天の導きにしたがって
必要な人に向けて
示していきます。
バガヴァッド・ギーターの本当の開示は
まだ時期尚早のようです。

多くの人は
もう少し
受動的な苦行(タパス)が
必要なようですね。

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 1
森井 啓二
きれい・ねっと
2021-08-20


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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