在宅、在宅、って先生おっしゃいますけど、
そんなお家ばかりに拘って、難しいんとちゃいます?
これからは施設の時代がきますよ。
もう20年ほど前に、
ある地域病院でリハビリ医として働いている頃、
居酒屋で、冷で、鳳鳴と小鼓をたらふく飲みながら、
地域の施設を運営する理学療法士にそんな風に言われた。
彼が問うた在宅ではなく、タナカはザイタクがしたかった。
ザイタク文化は、市民さんや患者さんと作り育てる文化。
ザイタク医療は、患者さんと取り組み育てる医療。
一方通行の医療ではなく、双方向に取り組む。
相互理解が何より大切で、
相互リスペクトがもっと大切で、
常に相手有りきであるのがザイタクなんだ。
だから、患者さんは、
先生おまかせします。とか。
医療はよくわからんから。とか。
はたまた、医者は、
在宅しかアカン。とか。
病院しかアカン。とか。
そんな言葉ではなく、
こんな風に暮らしたい。
こんな人と暮らしたい。
この時はこうで、その時はこうで。
って想いや考えを表現し、
みんなで一緒に考え作り育てる。
こんな感じになれば嬉しい。
さあ、若者たちとも一緒に考えよう。始まってきたぞ。
きっと未来は、ザイタク医療であふれている。
ザイタク文化が現実のものになると信じている。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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