未だ残る、味覚異常。

新型コロナウイルスに感染しても、
重症化しないためのワクチン

そのワクチンで出た副反応を
治すために飲んだ薬の副作用の“味覚異常”

  なんだかややこしい...

その“味覚異常”が未だ残っている

  水はまだなんとなく苦い

  お茶も不味い

  歯みがき粉も、
  のど飴も、
  ミントガムも不味くて苦い

  しょうゆの味も、なんとなく苦い

  甘みもちょっと変だ

まさか、副反応を治す薬で
副作用が出るとは思ってもいなかった

そして思う

おいしく食べられることのしあわせを...

おいしく食べられることのよろこびを...

おいしく食べられることのありがたさを...

当たり前のように一日3回食事を摂り、

当たり前のようにおやつをいただき...

「当たり前なんて、ない」

と、
乳がんになって嫌というほど思い知らされた

それでもこうして、

不味いながらも、
苦いながらも、

食べられることはありがたいと思う

しあわせなことだと思う

ひとは、“食べる”という行為に、

どれほどの楽しみを、
どれほどのしあわせを、
どれほどのよろこびを、

感じて生きているのだろう...

以前出会った、食道がんのひと

がんが発覚したとき、
すでに進行していた

「手術をすれば、
 一生水を飲むことも、
 食べることもできません」

と、言われたそうだ

しかも手術は急を要するもの

最後に好きなものを食べることもなく
手術に臨んだ

一生なにも食べられないなんて、
考えられない

しかも最後に、
好きなものを食べることなく一生なんて...

昔、

「死ぬ前に食べるとしたら、なに食べる?」

そんな話をして盛り上がったことがあったっけ

生きていくために食道を切除し、
生きていくために“たべること”を失う――

“がん”って、なんて意地悪なんだ...

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Source: りかこの乳がん体験記

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