衣服が環境に与える影響:「木喰草衣心似月」

その他

再掲です。

よく芸能人で
一度来た服を二度と着ないだとか
百着以上の服を持っているだとか・・・

そんなに毎回服を買い替える必要があるのですか?

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国連が
個人による気候変動対策をグローバルに呼びかけるActNowキャンペーンの一環として、
ファッションチャレンジ」を立ち上げました。


身近なところから、
気候変動への影響を知り、
対策をしていこうという試みです。


国連広報センターでは
天然資源を大量に使用する「大量生産・大量消費・大量廃棄」を見つめなおすために
服から皆が一緒に世界を変えていこうと呼びかけています。

日本国内だけでみても
一年間で捨てられている衣服は、
約33億着、100万トンにも上ります。

この数
人口たった1億程度の国で異常ではないでしょうか?

しかも
衣服のうち約85%は、
リサイクルされることなく、
ゴミとして処分されています。

衣服を製造するためには、
環境に大きな負荷をかけています。

繊維産業が出す温室効果ガス排出量は、
世界のガス排出総量の約10%を占めています。

これは
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局によると、
エネルギーを大量に使用している航空業界と海運業界の合計を上回るエネルギーです。

さらに
水も大量に使用します。

産業で使う廃水の約20%
繊維業界が出しているのです。

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そして、
毎年大量に捨てられる衣服のほとんどは再利用可能であるはずなのに
その85%が
ゴミとなっています。

さらに
衣服からはマイクロ繊維が環境中に大量に流出。
生物たちが体内に取り込んでしまい、
食物連鎖に入り込んでいます。

身近な衣服が
実は
環境に多大な影響を与えているのです。

今年9月に開催される気候行動サミットに向けて、
2018年12月には、
43の大手ファッションブランドとサプライヤーが、
国連の傘下で「ファッション業界気候行動憲章」に署名しました。

でも
大きな流れを作るのは
消費者である私たち一人一人です。

中国の唐の時代に龍牙和尚の言葉に
「木喰草衣心似月」
というものがあります。

質素に木の実を食し、
草を編んで作った簡素な衣服を着ていても、
心は月のように美しいという意味です。
心と感覚のコントロールは相互に影響を与え合います。

世の中の流行を追い求める欲望から離れ、
感覚を制御している方が、
より清らかで美しい心を保ちやすくなります。
これが自然の摂理に沿った生き方の原点になります。
人々の心がより清らかになれば、
地球環境は
それと同調して清らかな方向へ向かっていくでしょう。

今日もありがとうございます。


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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